Give me a Green light,or...? -2- (ページ30)

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自分のこの気持ちににも、
一区切りをつけるつもりで
大好きな、彼との思い出の部屋に向かった

｢....あれ、誰かいる｣

ドアを開けた先には
春の風に髪をなびかせている森本くんがいた

『....よかった、会えた』

窓を閉めて振り返ってそんなことを言う森本くん

｢なんでここに....？｣

『先生と話したいからに決まってんじゃん』

逆にそれ以外何の理由があんのって
悪戯に笑ってソファに腰をかける

『あ、でもまたこーちに怒られちゃうから』

｢大丈夫｣

『へ？』

｢高地先生とはお別れしたの｣

『え？なんで？』

目も口も、なんなら鼻の穴まで膨らまして
まぬけ面で私の言葉を待っている

｢なんでって言われてもなぁ～、
んー、森本くんには言えない大人の事情かな｣

『俺のせい、ではないよね？』

｢そんなわけないでしょ、心配しなくて大丈夫だから｣

それでもなお納得してないような
思い詰めた様子の森本くん

｢ていうか、森本くんはこんな話をしに来たの？｣

『や、違うんだけど、その別れたっていうのが、
想定外だったから、なんていうか、作戦変更っていうか』

｢なんだそれ(笑)昔の森本くんだったら
シンプルに喜んでくれてただろうね？(笑)｣

『.....。』

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