Give me a Green light,or...? -2- (ページ22)

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『....何考えてる？』

優吾の声にハッと現実に戻る

｢告白されたときのこと、思い出してた｣

そっか、と言ってまた寂しげに笑う

『１年半くらい前か？』

｢そうだね、あっという間だ～｣

『変化の多かった半年だな』

｢変化、？｣

『そ、気持ちの変化』

ただ前に広がる海を見てそんなことを言う優吾

『....気付けた？自分の気持ち』

あの時、電話で言ってた
〝お前が気付いてないだけ〟っていうのは
やっぱり私の気持ちのことだったんだ

優吾はとっくに私の気持ちの変化に気付いてたんだ

その時点で捨てられてもいいはずなのに
それなのに何も言わずに居てくれたんだ

....私は最低な人間だ、優吾を傷つけて.....

｢...っ、ごめっ、ゆう、ご｣

あの日と同じように顔を覆う私とその隣にいる優吾

でも、状況はあの日とまるで違う

『....あーもう、なんでAが泣くの』

泣きたいのは俺の方なんだけど(笑)って
その通りなんだけど、いつも通りいてくれる
優吾の様子に涙が止まらない

｢ゆうご、いっぱい、傷つけてっ.....｣

『....もういいよ、Aになら』

｢そんなわけないっ、いいわけない｣

『大好きなんだもんAのこと』

顔をあげるといつの間にか目の前に向かい合うようにしゃがんでいた優吾

今にも泣き出しそうな顔で笑っている

悲しいのは、しんどいのは、泣きたいのは、

私じゃなくて優吾のはずなのに、

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