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『なーにが寂しいって?』
「えっ」
静かな海ではどんな言葉も筒抜けらしく
「え、ちょっと...//」
肩が触れあう距離に同じように高地先生もしゃがみ込んだ
『なにが寂しいの?』
私の顔をのぞき込むようにそんなことを言う
高地先生は確実にあざとい.....
「こ、今年度が終わっちゃうなぁって」
『俺もね、寂しいよ』
「ですよね...!みんなと仲良くなれたから」
『うん、それもそうだけどね?』
「.....?」
『高橋先生と一緒にいられなくなるなぁ〜って、寂しい』
びっくりして顔を見ると、
照れくさそうにあひゃひゃって笑ってる高地先生
『....だからね?
高橋先生に俺の彼女になってほしくて』
「か、のじょ?」
『そう、高橋先生のことが好きだから』
....高地先生も私のことが好き?
おれのかのじょになってほしい??
頭が真っ白になりパニック状態になった私は
顔を両手で覆ってそのまま黙り込んだ
『...え、ちょ、高橋先生?聞いてました?』
そのまま両手を剥がされ
不安そうに私を見る高地先生と目が合った
多分、いや絶対顔が真っ赤だ
『....その目は、プラスの意味で捉えていいやつ?』
「....私も、好き、です」
ゆっくりと、気持ちが伝わるように
返事をすると
下から掬いあげるようにキスをされた
これが優吾との初めてのキス
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Alice(プロフ) - ダイアさんの書くどのお話しとっても好きです(*^^*)これからも応援してます〜♡ (2022年8月29日 0時) (レス) @page50 id: 7c123a14af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年3月1日 21時