Give me a Green light,or...? -2- (ページ9)

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『へー、それで喧嘩しちゃったんだ』

あれから数日が経った今日、
友美を誘って居酒屋で夜ご飯を食べてる

｢うん...、学校でも全く話せないし｣

『うーーん』

学校では極力考えないようにしてるつもりだけど
ふとしたときに頭に浮かんでしまう優吾とのこと。

『でもさ？結局は高地先生のヤキモチっていうか
嫉妬みたいなものから始まった喧嘩でしょ？
Aがさっさと謝ればいい話じゃん』

｢....それだけじゃ私も優吾もモヤモヤが晴れない気がして｣

『....そっか』

｢優吾にね？言われたの。
最近気使ってるとか、気付いてないだけだとか｣

『Aは無意識なんだもんね？』

｢...ん？友美もわかるの？｣

『うん、だから、....高地先生の気持ちも痛いくらい分かる』

そう言ってビールをグイッと流し込んだ友美

みんなにはわかって私にはわからないものってなんなんだろう

それがわかればこのモヤモヤも消えていくのかな

｢....教えてよ、私だけが気付いてないこと｣

『それは自分で気付かないと意味ないでしょ～、
でも確かにA鈍感そうだもんな～』

鈍感ぽいってこの前誰かにも言われた気が.......

田中くんだ

｢私ってそんなに鈍感？この間田中くんにも言われた｣

『あー森本くんのお友達の？(笑)
田中くんもそう言うってことは鈍感なんじゃない？』

｢なんで笑ってんの！｣

『い～や？(笑)
....でもねA、その鈍感さが誰かを傷つけてしまうってことも
あるんだからね』

｢うん？｣

悩みを相談しようと思って友美を誘ったのに
解決どころか逆にモヤモヤが増しただけで
この日の食事は終わってしまった

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