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あの日からあっという間に時間は過ぎて、
8月、夏真っ盛り、夏休みです
そうは言っても3年生はほぼ毎日補習だから
関係ないんだよね
あれから森本くんとちゃんと話したのは1回だけで
ついこの間に終わった3者面談のとき。
春とは変わってちゃんと自分の意思をもっていて
進みたい分野も将来なりたい職も考えていて、
とりあえず良かった、って思った
どうして彼がこの学部を選んだのかはわからないけど
生徒の思いを尊重して応援するのが私の役割
『高橋ちゃんここ教えて〜』
昼休みでも自発的に学習に取り組む生徒が増えて
休む暇がなくて忙しい反面やっぱり嬉しいのが教師というもの
「ねぇここ前にも教えたじゃん!」
『知らない知らない高橋ちゃんの教え方が悪いんだよ』
「はぁ〜?そんなこと言う子には教えないよ?」
『ごめんって!(笑)』
そんな毎日のおかげで森本くんのことを
考える暇もないから有難いといえば有難い話
....ていうか考えないのが普通なのか
質問に来てくれる生徒が増えるにつれて
やっぱり静かな準備室で仕事したいなって思うんだけど、
あれから優吾の私への信頼度は多少なりとも下がっているわけで。
そんなことを言い出すこともできないでいるのが現状
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Alice(プロフ) - ダイアさんの書くどのお話しとっても好きです(*^^*)これからも応援してます〜♡ (2022年8月29日 0時) (レス) @page50 id: 7c123a14af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年3月1日 21時