Give me a Green light,or...? (ページ3)

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慎太郎side

長ーい始業式を終えて
同じクラスになれた田中樹とジェシーと教室で喋ってた

『まじで最後の最後でお前らと
同じクラスなれたの最高だわ』

『HE!!俺も樹と慎太郎いればなにもいらない！』

そう言って俺と樹を抱きしめようとしてくる
ジェシーをするりとかわす

「ねぇジェシーキモいんだけど(笑)」

そう言うとジェシーは
なんでぇ～～～って言いながらまた抱きつこうとする

『ジェシーのダル絡みがすげぇ(笑)
てか担任誰だろうな』

『俺こーちがいい！！！』

「ジェシーほんとこーち好きだな」

『俺は～高橋ちゃんだな～』

「...そんな先生いたっけ？」

多分関わったことない先生だけど
１年から俺らの学年にいたらしい

樹は去年英語の授業でお世話になったとか。

ジェシーも名前しか聞いたことないらしくて
そこまで興味を持つこともなかった
....この時はね。

始業式で発表された副担だけが
まず教室に入ってきた

世界史担当の佐藤先生って人で
俺は日本史だから初めましてだった

それから今年１年お世話になる
担任の先生が教室に入ってくるまで

俺と樹とジェシーはガヤを入れまくって
クラスを盛り上げていた

でも、
彼女が教壇に立って顔を上げた瞬間

「.....っ、」

思わず立ち上がってしまった

思いのほか椅子の音が響いてしまい
クラス中が一斉に振り返って俺を見た

「えっ、と」

明らかに不審な行動の俺、
どうすればいいか考えていたら

樹とジェシーがさっき以上のボリュームで
騒ぎ出した

『まず、自己紹介してもいいかな？』

困ったように笑って
そんな台詞を口にする彼女に、
俺はもう、完全にやられてしまった

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