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遠くから聞こえてきた車の音が近くで止まって、
ドアが閉められる音、そして駆け足で走る足音が近づいてくる
「…先生」
車に乗っていたはずなのに、前髪がぱっかり割れていて
息を切らして少し慌てたような表情を浮かべる先生
そんな先生の姿を見てため息をこぼした樹が立ち上がる
『同窓会ぶりっす、マツムラセンセイ?』
『えっと、ジュリさん…だっけ、何の用で、』
『俺一旦いなくなるんでAと話してもらっていいすか?』
「え、樹、」
私に見向きもせずに背中を向けて歩き出した樹
先生も状況が理解できずに樹の背中をずっと追い続けたまま
そして、その背中が見えなくなった今、
ゆっくりと先生の身体が私に向けられて視線が絡む
一歩ずつ、静かに、ゆっくりと足を進める先生に
一歩ずつ、後ずさりしてしまう私
『…なんで逃げるのよ』
「だって、」
この状況がこわい
今のこの時間で全てをクリアにしないといけないこの状況が
ずっと心の奥底に隠していたはずの自分の気持ちを露わにすることが
『あの日全く返信なかったから心配してたんだよ』
「それは…ごめんなさい」
『…何か、あったんでしょ?彼と何があった?
あ…それとも、あの日の俺の言葉…ごめんあの時はちょっと、』
先生の口が止まった
それはきっと
『え…っと、…泣いてる?高橋さん…どうしたの』
感情が溢れて止まらなくなった私のせい
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ダイア(プロフ) - haikiさん» haikiさん、コメント有難うございます!!少しづつの更新になりますが、待っていてくださると嬉しいです、、(^^) (2023年2月4日 22時) (レス) id: 4c79031444 (このIDを非表示/違反報告)
ダイア(プロフ) - ririさん» ririさん、コメント有難うございます!頑張りますー!🥲 (2023年2月4日 22時) (レス) @page24 id: 4c79031444 (このIDを非表示/違反報告)
haiki(プロフ) - いま一番好きな作品です!待ってます! (2023年2月4日 1時) (レス) @page23 id: d87bdb7959 (このIDを非表示/違反報告)
riri - このお話大好きです。更新頑張ってください!応援してます! (2023年1月15日 10時) (レス) @page4 id: 72d1a3d1f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダイア | 作成日時:2023年1月12日 15時