41 ページ1
・
樹の車から降りて会場内に入ると既にちらほら人の姿があった
クラスじゃなくて学年全体の同窓会だから
あの頃でさえ知らなかった人は今はもう誰だかわかるわけない
『今日ちょっと心配してたから良かったAが幸せそうで』
「…心配〜？なんの心配があるの(笑)」
『…んーん？忘れた！てかまじ羨ましい私も彼氏欲しい〜』
私の腕に腕を絡ませながら歩く凛は
あの頃よりもボディタッチが増えたなぁなんて思う
そりゃ留学なんてすればもっと心がオープンになるはずだし
無理はないんだけど
なんとなく、あの頃とは違って落ち着いてしまった自分に対して
どことない寂しさを感じた
「わ、テーブルクラス毎だってよ」
『エモいね〜！3年のクラスかな？』
「普通3年じゃない？(笑)
うちら3年間同じだからいつでも関係ないけど」
そんな会話をしながら3-6と自分たちのクラスが貼られた
テーブルに向かって歩くと見覚えのある後ろ姿
ちょっとくせっ毛な髪の毛にあのスタイルの良さ、間違いない
「こーち先生！」
『んぁ？…あー？あ、あー！高橋に山下！？』
『気づくのに時間かかり過ぎなんですけど〜！』
「4年経ってオジ化進んでます？」
『うわぁーこの生意気さ、お前ら変わんねえな』
懐かしい耳にくる笑い声を響かせるこーち先生
3年の時も担任の先生だったんだよね
『待って、一旦トイレ行ってくる！Aパス！』
凛に手持ちのカバンを勢いよく投げられて無事にキャッチ
こーち先生と2人でその場に残されてしまった
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ダイア(プロフ) - haikiさん» haikiさん、コメント有難うございます！！少しづつの更新になりますが、待っていてくださると嬉しいです、、(＾＾) (2023年2月4日 22時) (
レス) id: 4c79031444 (このIDを非表示/違反報告)
ダイア(プロフ) - ririさん» ririさん、コメント有難うございます！頑張りますー！🥲 (2023年2月4日 22時) (レス) @page24 id: 4c79031444 (このIDを非表示/違反報告)
haiki(プロフ) - いま一番好きな作品です！待ってます！ (2023年2月4日 1時) (レス) @page23 id: d87bdb7959 (このIDを非表示/違反報告)
riri - このお話大好きです。更新頑張ってください！応援してます！ (2023年1月15日 10時) (レス) @page4 id: 72d1a3d1f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ダイア
| 作成日時：2023年1月12日 15時
