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『え!てか!』


「ん?」



急にテンションが上がって興奮してる様子の慎太郎


今度は何言いだすんだろうって、
正直いつもワクワクしちゃう






『今日の星!やば!!超きれい』



言葉につられて私も空を見上げる

確かに綺麗、綺麗なんだけど




…あれ?もっとキラキラしてなかったっけ?

同じ夜の同じ星なのにそんな感覚になる




『A?星見えてる?』


「見えてる見えてる」


『超きれいじゃね?!』


「…そうだね?」






なんとなく言葉を濁した


この星空以上にきれいな空を知ってしまっているから






“今まで見た星でいっちゃんきれいかも!”


そんなふうに嬉しそうに話す慎太郎だけど
私はそれに賛同することができなくて





見た場所の問題かも知れない

あんな素敵な場所で見た星空に勝るわけないってそう思うけど



どうもそれだけじゃない気がどうしてもしてしまう


そんなの……わかりきってることだけど





“樹ーー!スマホ貸してーー!!!”


そんな声と共にカメラでシャッターを切る音が聞こえてくる

慎太郎的に過去一のこの星空を記録に残したいんだろう



「空、きれい?」


『超きれい、マジで初めて』





嬉しそうな慎太郎の声をただただ聞いていた



















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設定タグ:京本大我 , 森本慎太郎 , 田中樹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ダイア | 作成日時:2022年10月19日 22時

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