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ポケットの中でスマホが振動した気がした



なぜかきょもも同じタイミングでスマホを取り出すから

もしかしてグループにメッセージが届いたのかなって





«慎太郎 : 写真»

«慎太郎 : ゲームサイコー»



それはやっぱり想像通り5人のグループに送られてきた
慎太郎からのメッセージだった

スリーショットまでわざわざ添えてくれるのは
仲間外れにしないための慎太郎の優しさゆえ、だろう


その優しさに少しの申し訳なさを感じてしまう






『……』


「いつも優しいよねこういうの送ってくれて」


『…だな』



トーク画面を静かに見つめるきょもの表情は

優しくも見えるし悔しそうにも、泣きそうにも見えて


声を掛けられる雰囲気ではなかった



何を考えてるんだろう。

どんな気持ちなんだろう。



…きょもと慎太郎の間にはなにがあるんだろう。






『次は3人も誘うべきか』


「え?」


『わざわざ2人で見るもんでもないのかもな』


「…きょもが2人でいい、って言ったんじゃん」





皆を誘わなくていい、って言ってくれて嬉しかったのに



…私のなかでは、
きょもと星を2人で見るっていう行為に意味があるのに


きょもももしかして同じように考えてくれてるのかなって
思ってたのに



















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設定タグ:京本大我 , 森本慎太郎 , 田中樹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ダイア | 作成日時:2022年10月19日 22時

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