スポットライト (ページ38)

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みんな良い感じに酔いが回ってきた頃

森『きょも～～～～～～！！！！！』

頭に響くような大きな声で京本さんを呼ぶ森本さん

京『もう～なに慎太郎』

森『呼んだだけ！！』

既にこっち側の席に来ていた京本さんはなんだよって言いながらも

私の顔を見るなり戻るのをやめて私と森本さんの間、
所謂お誕生日席に腰掛けた

森『きょもここにいてくれんの！？』

京『色々心配だからここで飲む』

森『じゃあ俺きょもの空いた席行って飲む！』

｢えっ、｣

まさかのタイミングで京本さんと(ほぼ)ふたりきり

私の隣にいた方も向こう側の席に行ってしまったし
松村さんは席は替わってないけど向こうにいるジェシーさんに夢中

顔赤くなってないかなとか急に気になってきて緊張してきた

『なんだよあいつが呼んだからわざわざここまで来たのに』

｢あっ、じゃあ向こう側戻ります？大丈夫ですよ戻っても、｣

『めんどいしいいや』

｢そうですか、｣

『まー、今のは少し嘘』

｢え？｣

『タカと話したかったから慎太郎ナイスーって感じ』

返す言葉が見つけられなくてまたグラスに口を付けようとした

『だめだって』

だけどそれを京本さんの手によって阻止された

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