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学校の校門を抜けたところで高地くんに会った
「....あ、おはよ高地くん」
『うっすAちゃん〜、あれ北斗は?』
「あー、なんか用事あるみたいで」
『へーそうなんだ』
開口一番に聞かれる北斗のこと
やっぱり不思議に思うよね、ずっと隣にいたんだもん
どうやって会話をつなげようってソワソワしてる私の前髪に高地くんが触れた
『....Aちゃん、なんかあった、?』
「え?なにが?(笑)」
『目、腫れてない?』
やっぱり高地くんは鋭い、
すぐ何かを感じ取る力があるというかなんというか
「....あ、これ?昨日目痒くて擦りすぎちゃったんだよね(笑)
そんな心配するようなことじゃないから(笑)」
『北斗関係してる?』
「目痒いのに北斗関係あるわけないじゃん(笑)
もう〜何言ってるの高地くん!」
『....このこと北斗に言ってもいい?』
「っ、だめ」
『....ほら北斗関連のことじゃん』
まんまと高地くんの罠にはまってしまった
高地くんの真っ直ぐな視線が私に突き刺さる
....ここで言わないっていうのはさすがになしだよね
上手く逃げられそうにもないもんね
『昼休みにでもAちゃんのとこ行ってもいい?』
戸惑う反応をした私に“もちろん俺ひとりだよ”って付け加えた高地くん
その言葉に頷いて、下駄箱で別れてそれぞれ教室に向かった
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ダイア(プロフ) - ジャニコチさん» コメント有難うございます!更新頑張ります! (2021年11月19日 21時) (レス) id: cfe0983ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニコチ(プロフ) - いつも楽しく見てます!更新楽しみにしてます(^o^) (2021年11月17日 22時) (レス) @page30 id: 5b1c5efdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年11月4日 23時