恋人ごっこ。-２- (ページ24)

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お互いにコスプレもしてるわけだからなんとなーく気まずくて
少しの沈黙が私たちを包み込んだ

『マジでそれ着んの？』

先に口を開いたのは北斗だった

｢....やっぱ、なんかおかしいよね｣

『なんというか....人様に見せるものではなくね？』

｢えっ、そこまで言う....？｣

『嫌な気分になる』

少し不機嫌そうに見える北斗

そんな不快にさせるほど私のこの姿は醜いものなんだ.....

鏡の前に立ってみてもう一度自分の姿を確認してみる

変な露出が多いだけでそこまで言うほどではないと思ってたんだけどなあ

若干のショックを受けながら
後ろを向いたり横を向いたり色んな角度から自分を見る

『随分楽しそうなこと』

｢違うもん、北斗が変って言うから確認してるんです！！｣

『....別に変とは言ってねえよ』

｢人様に見せるものじゃないって｣

『....もういい』

ついにはまともな会話すらもしてくれなくなってしまった

なんだこいつ、そこまでして私のこの姿が気に入らないのか

それなら着替えるためにも北斗を早くみんなの元に連れて行かないと

｢北斗みんな待ってるからあっちの部屋行かないと｣

『その格好で？』

｢当たり前じゃん｣

何言ってんのって呆れたように返事をすると大きなため息を落とされた

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