72 ページ22
・
『男子も着替え終わったみたいだから部屋に中入れていい〜?』
実行委員の先輩が大きな声で叫ぶ
女の子もみんな着替えを済ましているから
大丈夫です!って答えて男子が戻ってくるのを待つ
『どうしようめちゃくちゃ緊張するんだけど(笑)』
「高地くんは可愛いしか言わないから大丈夫だよ(笑)」
『えーそうかなあ(笑)』
緊張するとか言いながらもワクワクを隠しきれていない愛花
純粋な恋愛って可愛いななんて他人事のように考えたりして
『失礼しま〜す!!!!』
若干テンション上がり気味の男子の声が聞こえてきて
ついに北斗が来るんだってまた少し緊張感が高まった
教室に入るやいなや自分の彼女の元に向かって
“可愛い”やら“かっこいい”やら“写真撮ろう〜”って声が聞こえてくる
それは私の隣のカップルも例外ではなくて
『え!愛花ちゃんめっちゃくちゃ可愛い!』
『んふ(笑)優吾くんもかわいい〜』
なんて惚気あい
でも周りを見渡しても北斗の姿はなくて
周りはカップルでワイワイやってるのに自分だけ1人でなんか虚しい
「高地くん、北斗は....?」
『外出たくねえ〜って更衣室こもってる(笑)』
「え、どこの?」
『同じ階の男子更衣室、中に北斗しかいないから入って大丈夫だよ』
「わ....かった、行ってみる」
教室のドアに手を掛けたところでハッと気付く
え、私こんな格好で廊下歩くの?恥ずかしくない?
いくら放課後とはいえ誰に出くわすかわかんないし.....
そう思いながらも北斗が来てくれなきゃ話になんないから
意を決して廊下に飛び出した
・
2087人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ダイア(プロフ) - ジャニコチさん» コメント有難うございます!更新頑張ります! (2021年11月19日 21時) (レス) id: cfe0983ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニコチ(プロフ) - いつも楽しく見てます!更新楽しみにしてます(^o^) (2021年11月17日 22時) (レス) @page30 id: 5b1c5efdb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ダイア | 作成日時:2021年11月4日 23時