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｢うわ〜....こんなに人多かったっけ｣
『はぐれんのめんどいから手離すなよ』
人混みに入る前にもう一度強く握られた手
ぶっきらぼうな優しさが嬉しくて、私もそっと握り返した
屋台が広がっている道はもっとたくさんの人がいて
北斗に、繋いだ手をより強く引かれるから
肩とか腕とかもくっついちゃっててドキドキを抑えるのに必死だった
『Aわたあめ好きだったよね？』
｢....そんなの覚えててくれたんだ、(笑)｣
昔から甘くて大好きだったわたあめ
でも食べるのが下手くそで全部食べきる前に髪の毛とかベタベタにしてたから
いつもお母さんに怒られてて
最終的には北斗が買ったわたあめを２人で半分こしてた
人が少ない屋台裏に移動して
北斗が買ってくれたわたあめを一緒に食べる
『ん、口開けて』
ずっとこういう食べ方をしていた
北斗がわたあめをちぎって私の口にそのまま入れてくれる
私の手が、髪が、汚れなくていいでしょって
まだまだ子どもだった頃の北斗がそう言ってくれたんだ
｢....そんなことしなくても食べられるよもう｣
『だーめ、早く口開けて、俺の手の熱で溶けちゃう』
小さく口を開けたら口の中に放り込まれたわたあめ
甘くてふわふわで一瞬で口の中で溶けてしまう
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ダイア(プロフ) - ジャニコチさん» コメント有難うございます！更新頑張ります！ (2021年11月19日 21時) (
レス) id: cfe0983ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニコチ(プロフ) - いつも楽しく見てます！更新楽しみにしてます(^o^) (2021年11月17日 22時) (レス) @page30 id: 5b1c5efdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダイア
| 作成日時：2021年11月4日 23時
