恋人ごっこ。 (ページ44)

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高地くんに教えてもらったり、北斗に教えてもらったり、

はたまた愛花に教えてもらったり、自分１人で頑張ったり、

そんな２週間の勉強会を終えて、
無事期末テストも終えた

｢あ～！やっっっと解放された！！｣

『だな、お疲れ』

『これであとは楽しい夏休み過ごすだけだね！』

『俺部活三昧だわ』

お疲れ様会という名目で４人でカラオケにやってきた

勉強のストレスも溜まっていた分、
みんなで声がかれるほど歌いまくって、滅茶苦茶楽しかった

ひと息つこうと思ってドリンクを注ぎに部屋を出た

『おっれも～♪』

なんて上機嫌で一緒に着いてきたのは高地くん

｢高地くん楽しそうだね？(笑)｣

『そう見える？(笑)』

｢うん(笑)愛花いるからでしょ｣

そう言うと動揺してコップを落としそうになっていた

『えっ、待っ、え、俺そんな分かりやすい？』

｢え～？なんとなくだけど(笑)｣

急にアタフタし始める高地くんが可愛くて思わず笑ってしまう

『そういうAちゃんだって』

｢ん？｣

『好きなんでしょ？北斗のこと』

｢....え｣

『付き合うふり、とかやめちゃえばいいのに』

｢....いいの、北斗とこんなに毎日一緒にいるのなんて久々で楽しいから｣

『傷付いたとしても？』

｢うん、それは覚悟の上だから(笑)｣

『そっか』

まあ～最近の北斗見てる限りなんか変わった気がするけど、って
そう付け足した高地くん

｢きっとこの関係に慣れてきたんだよ｣

なんだか納得いってなさそうな高地くんの腕を引っ張って
北斗と愛花が待つ部屋に戻った

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