恋人ごっこ。 (ページ41)

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お待たせ！って教室に戻ると
既に机から離れて窓際でお喋りをしている愛花と高地くん

『おー北斗機嫌は直った？』

『別に機嫌悪くねえし』

｢大丈夫だよ！高地くんに迷惑掛けんなって怒られたけど(笑)｣

私の発言に顔を見合わせた２人、

....さっきの北斗の無視といいなんか変なことでも言ってるのかな私

『まあまあまあちょっとブレイクタイムしようよ』

北斗と一緒に飲み物を持って２人の元まで向かう

なんだか、こういうの青春みたいでいいな

『Aちゃんさ』

炭酸水を一口飲んで高地くんが口を開く

『俺も愛花ちゃんも本当のこと知ってるし、
俺らの前では無理しなくていいからね？』

｢え？｣

『少し前に北斗に聞いた、っていうか....
俺が勝手に勘付いてただけだけど』

｢....あ、そうなんだ、なんだ、じゃあ演技しなくていいってことか、！｣

ね、北斗！って北斗に振ったけど
どこか居心地の悪そうな顔をしていて

｢北斗、？｣

『....ありがてえな～、無理にくっつく必要ないって』

｢....そうだね、普段通りいれるのは嬉しい、ね？｣

今度は私が、なんだか居心地悪く感じてしまって

｢....あ、それより高地くん、早く数学続き教えて？｣

『え～Aちゃん熱心すぎ～』

高地くんの腕を引っ張って
勉強をするために机に戻った

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