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『ここでさっきの公式使って.....』
「あ、ここなんだ、なるほどなるほど」
『そうそう、それで.....〜〜』
高地くんの説明、分かりやすすぎてやばい
なんなら数学の先生より丁寧だし分かりやすい
「高地く、....っ、」
高地くん説明上手だね、って言おうとして顔をあげたら
思いのほか近い場所に高地くんの顔があったから
恥ずかしくなって、少しドキドキしてしまった
『ごめんごめん近すぎたね?(笑)』
教えてくれるために私側に寄せられていた椅子を元の位置に戻しながら
照れくさそうに高地くんはそう言った
「や、だいじょぶ、です.....」
『んふふ、じゃあ次の問題1人で解いてみて』
若干挙動不審になりながら問題を解くためにテキストに目を戻す
「....っ、」
やっぱり目の前から視線を感じて北斗の方に目をやれば
頬杖をつきながら私を見ている北斗と目が合った
けどすぐ逸らされて
『飲み物買ってくるけどお前らいる?』
そう言って立ち上がった
『私カフェオレ!』
『俺なんか炭酸がいいな』
そう言う2人と
「....あ、私はいらない、かな」
なぜか遠慮してしまった私
『北斗1人じゃ大変だからAちゃんも一緒買ってきなよ
そしたらなんか飲みたいもの見つかるかもだし』
なんて提案をしてくれる高地くんに渋ってたら
『来るならはやくして』なんて言われて
急いで立ち上がって北斗を追った
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年10月8日 15時