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自分の教室まで戻って
鞄の中にちゃんと直したから、授業に戻るために教室を出ようとした
『もうよくね?』
「え?」
『授業、どうせ10分くらいしか残ってないし』
「....北斗、そんな不真面目だったっけ」
『昔から不真面目なAにだけは言われたくねえけどな(笑)』
北斗の隣に並んで窓を開けて外をボーッと眺める
『お前っていつもあんなんやられてんの?』
「水掛けられたこと?」
『そう』
「まさかぁ!!(笑)初めてに決まってんじゃんか!
まあ元はと言えば私が転んだのが悪いしさ!」
『ふーん、ならいいけど』
「....気にしてくれてるの?」
『....まあそれなりに、
今の関係だからこそ助けられたって思ってるし』
「どういう意味、?」
『“彼女”って思ってなかったら
そこまでAのこと気にしてなかったと思うから』
....ほらまた結局、
北斗の何気ない一言で心はえぐられてしまう
「....へ〜、てことは彼女になってラッキーだったなあ〜!」
でもそんなの北斗に気付かれたくもないから
わざとらしいくらいにいつも通りに振る舞うんだ
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年10月8日 15時