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『失礼しまーす....って先生いねえじゃん』




結局北斗に連れてこられたのは保健室


着替えをもらうために来たんだと思うけど、まさかの先生は不在で。








『上のジャージと半パンは俺の貸すとして』


『....全部、濡れてんでしょ?』


「全部、ってどういう....」



気まずそうにする北斗の様子で気付いた

下着のことも気にしてくれてるんだ



確かに多少は濡れちゃってると思うけど別に気にならないくら、


『職員室行って呼んでくるわ』


「え?や、そこまでしなくても....、」



....大丈夫なのに









北斗のいなくなった保健室で、
座ったらそこが濡れちゃうかもしれないと思ってひとり立ったまま。


ジャージの襟元に顔を埋めて北斗の匂いをいっぱいに取り込む





「....っ、」




まだ関係をはじめて2ヶ月と少し、たったそれだけだけど


今まで味わうことのなかった北斗の優しさに苦しくなる



....いつかは終わってしまうこの偽りの関係にも苦しくなる









『あら〜ごめんね、保健室空けちゃってて』


そんなことを考えていたら
北斗と一緒に小走りで保健室の先生が来てくれた




「いや、すみません、わざわざ....」


『下着も濡れて気持ち悪いわよね?』


「....まあ、多分」


『サイズとか教えてもらえる?』




先生の言葉に顔を赤くして吹き出してしまう北斗の様子に

“まだまだ子どもねぇ〜”なんて笑ってる先生








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設定タグ:SixTONES , 松村北斗 , 高地優吾   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年10月8日 15時

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