破滅 04 ページ6
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深夜の攻撃をギリギリで避け、完成させた身体強化の呪術を自分にかける。
ドンッという音と共に私は飛び上がる。
「おぉ、やっぱりすごいね、君」
「あはは、そりゃあ、どうも」
別に負けたくない訳ではないけど、そこそこちゃんとやらないと殺される。そういった気迫が彼にはあった。
「でもこれで終わり」
「……え」
「起爆」
着地と同時に、足元で呪符が爆ぜる。
「けほけほ」
「いやー、あれ避けるって、やっぱりすごいよ」
「……いえ」
本当は着地狩りされるのはわかっていたしそれも見越して少しズラしたはずなのだが、深夜はそれすらも読んでいた。着地と同時に後ろへ飛んだが、爆風の威力は殺しきれなかった。完敗だ。
相手は柊家だし、悔しいとかは一切感じない。そもそも才能が桁違いだから。私は分家で彼は本家。
哀しい哀しい、身分の違いだった。
「二医さん、貴女すごいですね！」
「あの柊深夜様とほぼ互角の闘いをするなんてなぁ」
と、十条と五士が近づいてくる。
ああ、なんてこった。深夜は、私が注目されるのを見越して勝負を仕掛けたのか？
深夜の方に視線を向けると、ニコニコとやはり裏の見えない笑みを浮かべていた。
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なな - 新しいのが気になります 更新頑張ってください。 (2021年12月27日 18時) (
レス) @page15 id: 0c7821053f (このIDを非表示/違反報告)
たべっ子どうぶつ - 面白かったです!深夜様大好きなので、読んでいてドキドキしました！これからも更新頑張ってくださ応援しています(^^)い。 (2021年8月14日 18時) (レス) id: 943a308abb (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 最高です…！更新大変かもしれませんが，頑張ってください！ (2021年4月6日 15時) (レス) id: d19ff0bf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むらくも | 作成日時：2021年3月9日 16時
