王様ゲーム

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黒木先生が入ってきた。←黒木啓司先生ね。







啓「おーい、みんな席着け〜。出席確認するぞ。








あ、今日、須田は体調不良だから、欠席なー。」








静かになった教室が、少しざわめきだす。









『アンナ、大丈夫…そうだね。』







「ああ、一安心ってところかな。」








そのとき、









臣「ふざけんなっ！






どうせ、仮病だろ？」








臣は椅子を蹴飛ばし、机を蹴り、立ち上がった。









いきなり、大声を上げた臣に、黒木先生は当然…









啓「おい、臣！静かにしとけっ！」







臣「…ﾁｯ。すみません。」









朝礼が終わると、臣と仲のよい隆二が、臣に駆け寄った。









隆「おい、大丈夫か？」








臣「余計なお世話だっ！」









その大声に教室は静まり返る。









隆「臣…」









臣「…ごめん。ちょっと風に当たってくるわ。」







そう言って、臣は教室から出て行った。









涼「臣、大丈夫なのかな？」









「大丈夫でしょ。あんなメール、信じないほうがいいって。」








涼「そうだけどさぁ…」







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ここで信じておけば、何か変わったのかな？









ここからが、本当の









悲劇のゲームの始まり。

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