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いやあ、それにしても。
(やっぱめっちゃこっち見てくるなぁ……。しかも、あれでちゃんと前に進めてるからなんも言えん)
たまにチラッチラッと実況席の方に視線を送りつつ、スッタカターと全力疾走で一位を維持し続ける焦凍。
それも真剣な顔でやっているのだから、横で実況する山田の声に被さらないよう笑いを押し殺すのが大変だった。
天然って怖い。
その後焦凍は順調に第二関門へと進んでいき、一瞬立ち止まったもののロープの上を上手く移動しスルスルっと渡っていった。
視線を少し戻して、ロボとの戦いに苦戦中の生徒らを見守る。
どうやら止まっているのは普通科の子たちで、入試の時のトラウマが蘇ったのか恐怖で座り込んでいる子もいた。
今すぐにでも助けに行きたいが、これは生徒主役の体育祭。
ここで教師の私が変に介入してしまうのはご法度である。
どうにか頑張って欲しいものだが、恐怖はなかなか拭えるものじゃない。
乗り越えるのが苦しければ、リタイアすることだってできる。
それでも彼らが諦めないのは、やはりヒーロー科への編入、そしてなんとしてでもヒーローになってみせるという意地の見せ所なのだろう。
君たちならできる、いつも真面目に授業を聞いてくれる熱心な君たちなら。
半ば祈るように両手の指を絡ませたその時、ドゴッと鈍い音がステージに響いた。
『千里眼スキル』を使ってよーく音のありかを観察してみると。
「八百万ちゃんか……！」
ジャージの前を開けて
そういえば、入試の時もあんな感じでポンポンロボを倒していってたっけ。
彼女曰く、大きなものを作るには時間がかかるとの事だが、それでも臨機応変に対応できていることから、やはりリーダー気質があるのだろう。
知識量も莫大な数を頭の中に抱えているのだろうな。素直に尊敬。
そんな八百万ちゃんのおかげで、第二関門までの道が開けた。
ロボに怯えて座り込んでいた生徒も、希望の光を見つけ颯爽と走り向かう。
「オイオイ第一関門チョロイってよ!! んじゃ第二はどうさ!? 落ちればアウト!! それが嫌なら這いずりな!! ザ・フォール!!」
ほとんどの生徒が第二関門まで到達し、なんならもう渡り始めている生徒までいる。
そういえば、と焦凍の姿を探したが、ちょうど渡りきったところらしく、次のステージへと足を速めていた。
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紺(プロフ) - しゃーもんさん» わー！ しゃーもんさん！ やっとこさ出すことができましたよー！ もう私も絡ませたい欲がドバドバ出てきて、本当はもう少し後で出す予定だったのですが、手が勝手に動いちゃいましたね……。夜に加えて昼も寝ている健康体そのもので安心です!! (8月3日 23時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
しゃーもん - ホークスとの絡みきちゃぁぁぁぁぁ！！！！ありがとうございます、、！めっちゃ続き楽しみです、、、。昼と夜しか寝れません！ (8月3日 18時) (レス) id: a2c9c247fb (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - noww0222さん» コメントありがとうございます！ わわ、本当ですか！全部全部愛情込めて(？)書いた作品なので、そう言っていただけると本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ これからも頑張ります！ (8月2日 8時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
noww0222(プロフ) - 過去編も外編も原作編もめちゃくちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！楽しみにしてます！！ (8月2日 6時) (レス) @page7 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 鈴-rin-さん» 鈴-rin-さん！ コメントありがとうございます！ 過去編からずーっと着いてきてくださって本当にありがとうございます！ 鈴-rin-さんの応援コメントのおかげで更新頑張れてます！ 体調のことまで気遣っていただきありがとうございます！ 万全の状態で執筆頑張ります！ (7月23日 10時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2023年7月22日 1時
