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しばらく沈黙が続き、ムジカがそれを破る。
「やっぱり…そうなの？Aは、前の世界に戻りたいの？」
「いや、そんなこと…」
はっきりとないと言えない。何かが突っかかってる気がする。なんだろう、モヤモヤする…。
「…もし、前の世界に戻れるなら…Aは戻る？」
「っそれは無い！」
いきなり大きな声を出した私に驚いたのか、ビクッとするムジカ。
「私、この世界に来れて嬉しいの。だから…戻りたいとかない。けど、なんか…なんか心に突っかかってる気がするの」
「心に…？」
やっぱり、見た夢が関係してるんだ。根拠はないが、何となくそんな気がする。
この話は一旦終了し、また寝る時間になった。もしかしたら見れるかもしれない。そう思いながら眠りについた。
＿＿A、貴方は貴方らしく生きれば良いのよ。物事に囚われず、自分の意思を貫き通す…そんな貴方が大好きよ＿＿＿。
「っ！」
お母さんの声だ。優しくて凛とした声。私の大好きな声だった。
私の夢にお母さんが出てきた理由、分かった気がする。
きっと、私が無理してると思ったからだ。私が夢を見た日は、食用児を救うと決意した日だった。それも、危険を犯してでも…と。
そんな私を心配してくれて、夢に出てきてくれたんだろう。私は知らない内に無理をしていたということだ。
「そう…だったのか」
これは私の憶測にしか過ぎないが、何となくこれがスっと心に入る。
後日、それをムジカ達に話すと、ソンジュは、
「まぁ…そうだろうな」
と納得し、ムジカは、
「そうだったのね…。安心したわ」
と微笑みながら言ってくれた。
これからは、ちゃんと自分の事も気をつけて行かないと。そう思わせてくれた出来事だった。
「なぁ、本当に半鬼いんのか？こんなに遠出したが、気配すらねぇぞ」
「まあ、そう早まるな。きっといるさ」
「その言葉、何回目だよ…ったく。見つけたら山分けだからな！忘れんじゃねぇぞ！」
「あぁ、わかってる」
ある町では、まだ半鬼の捜索がされていた。どうやら、あの二人の鬼が他にもバラしたようだ。
半鬼は希少である為、皆が興味を持ち、その捜索に参加したというのだ。
中には抜け駆けする奴も多く、内乱が起こったこともあった。
「おいっ！見ろよあれ！…資料にあった半鬼の足跡だぜ！それも、かなり新しい…」
半鬼が見つかるまで後＿日。
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
