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たくさんの気配と、騒がしい音で目を覚ました。
周りを見回すと、心配そうに私の顔を覗き込んでいるみんなの顔が見えた。
「あっ、起きた！」
「A大丈夫？ 怪我痛くない？」
「あ、うん。大丈夫」
みんなからの質問責めに戸惑うも、ちゃんと返事を返していく。初めて聖徳太子が羨ましいと思った。
そういえば、私は何をしてたんだっけ。
確か、いつものように定時連絡を聞いて、その後…………っあ！
ムジカとソンジュ！ たくさんの鬼達に襲われているところを助けてくれたんだった。
お礼、言えなかったな。
今度また会えたらちゃんとお礼言おう、そう心に決めて立ち上がろうとした時、シャーナに止められる。
「まだ安静にしてないと駄目よ！ただでさえ出血量が多いんだから！」
「うっ……」
シャーナの正論に対してぐうの音も出ず、少しの間寝ていることにした。
しばらく安静にしていると、頭上から声が聞こえる。声的に多分ユウゴだろう。
「なぁ。お前、なんで血だらけで帰ってきたんだよ」
「え、あー……」
定時連絡のこと、言ってもいいのだろうか。というか、鬼に襲われただなんて言ったら怖がるに違いない。
「……寝付けなくて、夜景を見に行ったら崖から落ちた？」
「お恥ずかしながら……」
意外と信じてくれて安心した。ユウゴは勘が鋭いから嘘を見破られるかと思ってたけど。杞憂に過ぎなかったようだ。
「……馬鹿かよ。みんな心配してたんだぞ」
「うっ……ごめん。って、みんなってことはユウゴもってことか」
「っは?!」
悪いことしたな……。こんなに心配してくれてたのか。後でみんなにも謝りに行かないと。
「おい、待てよ！ 俺は別に……心配してねぇからな！」
「あ、なるほど。信頼が強いってことだね」
「違ぇよ！」
ユウゴをからかうの楽しい。なんでも過剰に反応するからな……。可愛い。
「A、ちょっといいか？」
ユウゴをからかっていると、ルーカス達が話があると言ってきた。大体想像は着いている。ゴールディポンドの事だろう。
「Aの怪我を見ていたら、やっぱりもうちょっと出発日を遅めないかっていう話になってね」
ルーカス達も私の怪我を心配してくれているようだ。本当に申し訳ない。
でも私は半鬼だから。
「大丈夫。このくらいの怪我、一日で治るよ」
ゴールディポンド出発日まで後6日＿＿。
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
