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あれから随分経ったが、未だに顔を覗き込む習慣を忘れないユウゴ。前にもう一度理由を聞いたら、
「…答えるわけないだろ」
って照れながらそっぽ向いてました。ツンデレか？可愛いなおい。
そして今、私はユウゴにルーカス、ダイナ達と向かい合って座っている。
遡ること数分前＿＿
「A、話したいことがあるんだ」
私が小さい子達の世話をしている時に、ルーカスがそう言ってきた。いつも真面目な顔なルーカスだが、今日は一層それが増していた。
それを了承して今に至る訳だ。
「それで、話したいことって？」
まぁ、何となく予想は着いてるけど。
「…ゴールディポンドに行かせてくれ」
やっぱりか。
ここのところ、皆私を見てはソワソワしてたし。それがこのメンバーだったから、何となく察していた。
「理由を聞いてもいい？」
私がそう聞くと、ルーカスが頷いた。
「俺達がいたグローリー＝ベルには沢山の本がある部屋があったんだ。その中に一つ、ゴールディポンドについて書かれてる本があった」
もうこの時点で原作と違う。それもそうだ。第一あのシェルターに行ってないんだから。
「その本には、そこに行けば人間の世界に行ける"エレベーター"があると記してあったんだ」
「！ …その本に、モールス符号…いや、フクロウの印が無かった？」
それがあるのなら。
「フクロウ…？……あ、最後のページにあった気がする…」
「それがどうしたの？」
なるほどね、ナイスだミネルヴァさん。
「その本はね、君ら人間の味方が書いた本だよ」
「えっ？！」
驚いている皆に、W・ミネルヴァさんのことを説明すると、更に驚いていた。そりゃそうだよね。今まで周りの大人は全員敵だと思って来たんだもん。
「マジか…味方がいるなんて予想外だ…！」
「だけど、これでゴールディポンドまで行くのに楽になるんじゃないかしら！」
喜んでるところ申し訳ないけど…。多分今は支援者は動けない状態だろう。別にあっち側に追われてる訳じゃないが、前の定時連絡で裏切り者が出たと報告が出ていた。おそらく支援者だろう。
まぁでも、そのための私だ。ゴールディポンドに行くんなら、ユウゴとルーカス以外の子は死ぬ。そうさせない為に。
「ゴールディポンドに行くことを許可する。…けど。一つ、条件がある。ゴールディポンドに私もついて行く」
「はっ？！」
ちゃんと君達を守らせてもらうよ。
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
