エピローグ ページ48
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━━雄英卒業から数年。
「今すっごい人手が足りないの。あなたたちも雄英で教師やらない？」
という香山先輩━━もといミッドナイトさんの一言がきっかけだった。
「真白せんせー！」
「はいはい、なんでしょーか」
先程の授業のノートを広げ、質問をしてくる女子生徒の言葉に耳を傾けた。
つい数年前までここの生徒だったというのに、いつの間にか先生と呼ばれる立場になっていた。
なんだか変な感じである。
━━もちろん、その話を受けるかどうかで当時は少々揉めた。
何でもかんでも受けて立つ精神の白雲が、四人の事務所創設の言い出しっぺだというのに「ちょっとならいいんじゃね？」と言ったのだ。
そしてそれを聞いた相澤は大激怒。
「ちょっとはどれくらいだ」、「四人の事務所の話はどうなる」とまあ白雲に詰め寄るわ詰め寄るわで、多分あの時あの場で一番大変だったのはなだめ役の私と山田だったと思う。
まあ結局、人手が足りるまでという条件付きで相澤を説得し今に至るわけだ。
ちなみに私と山田はどちらかと言えば白雲派だった。
いろんな経験をしておいた方が、あとの身のためになると思ったからである。
しかし、人手は思っていたよりも全然集まらない。
教師よりヒーローという人が多いらしい。
ゲンキンなヒーローたちだなと思ったけれど、それで三人の教師姿が見られるので良しとした。
「ありがとうございました！」
「どういたしまして」
走っていく二人の女子生徒を見届けたあと、くるりと背を向け反対方向にある職員室へ歩き出す。
ガラッとドアを開けると、ちょうど目の前に3バカが。
「お、ちょーどいいところに！ なあなあ、屋上で飯食わね？」
「嫌だ。暑いし」
「ほらな!? Aもそう言うって言っただろ！」
「なぁんでだよお!! 俺の雲で陰作ってやるからさあ！ な、な!? 屋上行きたい、行きたい！」
「子供か」
相澤の素早いツッコミを受け、ひしっと山田に泣きつく白雲。
みんな口では嫌だと言いつつも、職員室を出て屋上に向かう四人の足は学生時代を思い起こした。
卒業後、私の身には本当にたくさんのことがあった。
何気なく過ごしていた家の近所の子どもがまさかの緑谷や爆豪でめっちゃくちゃ驚いたこと。
ホークスが小学校を卒業した途端、頭を撫でたり抱きしめたりするのを嫌がるようになったこと。
轟家へ暇な日に出向いては、冬美ちゃん、夏くん、焦凍くんと遊びにいくこと。
そして。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
