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この感じでは二人には聞こえてなさそうだけど。
苦笑いをこぼしながら、ずっと口をつけていなかった緑茶を喉に通す。
「で、総仕上げはA！」
「は!? なんでそんな重要そうなやつを……」
「だってA俺らのお世話係って言われてるんだろ？ だから、軌道が逸れたりパニクったりした時にAが全部片付ける！ どうだ！」
「いや、どうだって言われても」
明らかにそれ私の負担大きくないだろうか。
ここは一つ、誰かに押し付け……任せるしかない。
「物事始めたりキメたりは俺らがやるから、あとは全部ショータとAに任せるぜ！」
「じゃ私も相澤に任せるね」
「待て、その分担は俺がすげー苦労するやつだろ。そしてAも便乗するな」
だって、やっぱりお世話係といえば相澤だと思うんだから仕方ないじゃないか。
こんなにもお世話係っぽい人が身近にいるというのに、なんで私がお世話係と言われているのか理解できない。
今度誰かに聞いてみようか。
私よりも相澤の方がお世話係みたいでしょ？ と。
「……そもそも俺、おまえらと組むなんて言ってねえし」
「えっ、嫌なのか？」
「ちょっとポーズでゴネてみてるだけだよな、相澤」
「そうそう。相澤はツンデレだからさ、素直に言えんのんだって」
「そうか、難しいなショータは」
「おまえらな……」
相澤が呆れたようなため息をつき、それでも隙間から口角が上がっているのが見て取れた。
やっぱり彼はツンデレらしい。
「うーん……いいわね、青春」
「…………ひぎゃああああ!?」
「あ、香山先輩」
「Aうるさい」
思わぬ人物の登場により、私は手に持っていた緑茶のペットボトルをぽとりと落としてしまった。
それに加えて、大きな声で叫んでしまったため、いつもは山田に注意するはずの相澤に注意される。
だって、香山先輩急に現れたんだし叫ぶしかなくないか？
ドッドッドッと、もちろん恐怖的な意味でバクバクする心臓を鳴り止ますため、端の方の柵の近くに寄る。
そういえば、担任から言われていた彼女から話を聞くというのもまだできていない。
……それにも気づかれないようもう少し遠くへ行こう。
「ふう……」
少し離れたことにより心臓が落ち着きを取り戻した。
そうすると耳に入ってくるのは、白雲の何かを思い出したかのような声。
「そういえば最近、なんかつけられてる気がするんすよ！ な、ショータ！」
…………ヤバい。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
