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「すんませんっしたあああっ!!」
「い、いや……別に怪我とかなかったんで……」
その後私はこの敵を取り逃してしまったというヒーローさんに謝られ、頭を上げてと言っているのに土下座までされてしまった。
この図ではまるで私がいじめているみたいではないか。
何を言っても頭を一向に上げないヒーローさんに対して、必死になって彼を説得する私はかなり焦っていた。
ヴィランに人質にされた時よりも、今の方が焦っているのは少々おかしい気もするけれど。
「分身にテレポートすることはできましたけど、これ分身って一回テレポートしても消えないんすね」
「そうみたいだな」
ヴィランを警察に引き渡したエンデヴァーさんに、本来の目的であった「分身にテレポートができるか否か」の実験結果を話し合う。
正直、テレポートの最中でラグのようなものが入り、変なところに行くだろうと覚悟していたのだが。
一発で、それも二回も成功できたので今回の実験はやってよかったと思う。
それにかなり大きな収穫だった。
これを完全に使えるようになれば、白雲たちには悪いけれど「潜伏スキル」を発動させた分身に彼らの後をつけさせ、ピンチになったら私がそこへテレポートできるようになる。
必ず守れる、助けられるなんて確証はないが、何もせず指を咥えて待っておくよりはマシだ。
「夕飯はどうする。うちで食べるなら用意できるが」
「あ、なら遠慮なくお邪魔させていただきます」
冷さんのご飯はかなり美味しい。
大きな収穫も得ることが出来て、そのご褒美に冷さんの手料理を食べれるとは。
ドキがムネムネである。
「あ、おった。燈矢ー、そろそろ帰るよ…………ってなんで泣いとん」
「泣いてないし……っ」
そういえば先程から姿が見えてなかったな、と思いながら燈矢を見つけ、しかし駆け寄ってみれば大粒の涙をポロポロ流す姿が。
泣いている姿を見るのはいつぶりだろうか。
妙に懐かしさを覚えた私は、木陰に座る燈矢の隣にちょこんと座る。
「ヴィラン怖かったん？」
「……違う」
「うーん、じゃあエンデヴァーさんのかっこよさに圧倒されたとか？」
「違う、けどかっこよかった」
「わかる」
だがそれも違うのか、そう肩を落としながら彼が泣いている理由を考える。
ヴィランが怖くなかったとすれば、エンデヴァーさんが怖かったとか？
いや、でもかっこよかったと言っているしそれはないか……。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
