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というか、クラスのやつらが言っている？
私今初めて聞いたんですけど。
……ああ、いつも3バカと騒いでいるから聞こえないのか。
「三人はまだインターン先が決まってないらしいです。白雲がエンデヴァー事務所行こうぜって言ってましたけど、二人が全力で止めてました」
「まだ決まってないのか……」
はあ、とため息を着いた担任は、3バカにさっさと決めろよと言っといてくれと私に言う。
まあまだ教室にいるだろうから、別にいいのだが、私に任せるあたり担任も私のことを3バカの世話係と認識しているようだ。
……嫌ではないけれど。
「━━と、いうわけなんで、インターン先はさっさと決めて欲しいってよ」
「じゃあ、エン……」
「エンデヴァー事務所はヤダよ!? 俺絶対行かねーかんな!?」
「怖いのか」
当たり前だろっと相澤に抗議する山田を、白雲がまあまあと宥める。
「行きたいとこないん？」
「ない」
「ない！」
「ねえな！」
「はあ……」
担任が私に任せた理由がわかった気がした。
即否定の彼らにため息が出るが、まあ来年の五月くらいには香山先輩からお誘いがあるので、きっと大丈夫だろう。
そして、山田は閃走寺と同じ事務所へ行き、相澤と白雲は香山先輩と同じ事務所に行き。
インターンが始まって、それで━━。
「……あ」
ドクンと心臓が嫌に跳ねる。
視線は自然と笑う白雲の方へ移動し、初めて原作を知らなければよかったと思った。
だって、彼は……白雲は。
来年のインターン先で死ぬのだから。
━━何となく暗い気持ちで終業式を迎え、私たち雄英生は春休みに突入した。
白雲が死んでしまうということを思い出してから、心做しかため息の数が多くなった気がする。
だって、必ずしも救えるという確証がないのだから。
私はエンデヴァー事務所でインターンをするが、白雲たちは別の事務所だ。
同じところでインターンをするならもちろん全力で原作をぶっ壊しにいけるが、別の場所となるとそれは難しい。
だからこそ、なんとか救う方法はないだろうかと悩んでいるが、いい方法は一向に思いつかない。
もういっその事、私もインターン先を変えるのはどうだろうか。
それか、「やっぱ決まってなかったです〜」って言って私も香山先輩に誘ってもらうとか。
「いやそれは無理があるな……」
今日何度目かのため息と同時に、シャーペンの芯がポキッと折れる。
「……」
ついでに私の心も折れそうだった。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
