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「あ、そうだお母さんは？ もしかして会議中？」
無理やりにでも話をそらそうと、話題に出てきたお母さんの居場所を聞く。
すると、ホークスは数秒ほど考え込み。
「多分、お買い物」
と目を擦りながら答えてくれた。
買い物……、そういえば私もシャーペンの芯とノートが足りなくなっていたっけ。
ついでに買ってきてくれないかな、なんて考える怠け者の私の頭に、突如名案がおりてきた。
「ホークス、一緒に近くの雑貨屋さん行かん？」
「人いっぱい……」
「はぐれんように手繋いどこうか」
「うん！」
小さな手をキュッと握りながら歩くのは、公安から近くにある雑貨屋さんへの道なりだ。
先程の提案を光の速さで承認したホークスは、早く行こう！ と私を急かせ、そんなに雑貨屋さんに行きたかったのかと思ったのだが。
「わあ……、あのビル高か……！」
「……うん」
そうだった。
あの公安が訓練以外で外に連れ出すことなんて、一年に何回あるだろう。
公安に来る前も、外に出ただけでこっぴどく叱られていたし。
それなら、ホークスが外が楽しくて仕方がないといった様子にも納得ができる。
したくはないけれど。
「……あ、雑貨屋さん見えてきたよ」
「あの黄色い看板の？」
「そうそう」
ならばせめて、今日だけでも私がホークスを楽しませよう。
「ホークスにも何か買ってあげるよ。欲しいものある？」
「ほんと!? えっとね、えっとね……」
ホークスには笑ってて欲しいから。
店内の暖かい風に包まれながら、商品を見て回る。
外はかなり寒かったので、こたつの法則のように店内から出たくなくなってしまう。
そんな私の手には既にお目当てのシャーペンの芯と五冊セットのノートが。
では、何を探しているのかというと。
「エンデヴァーのシャーペンない……」
「A、A！ もう別んもんでよかばい！」
「いや、探す。絶対探す」
ホークスの欲しいもの「ノックすると炎のチャームが揺れる！ エンデヴァーシャーペン」を探しているのだ。
当の本人は諦めかけているが、私はムキになって探している。
せっかくホークスが自分からこれがいいと言ったのだ。
絶対に見つけ出して喜ぶ顔を見たい。
「普通のシャーペンが売ってあるコーナーにないということは、もっと他の……あっ、コラボコーナーのところか！」
うん、我ながら天才な思いつきかもしれない。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
