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みんなの分のお茶を入れ終わったところで、ピンポーンとインターホンが鳴る音がした。
私は一人暮らしなので、私以外がたてる音はほぼほぼない。
なので、インターホンが鳴っただけで少しだけ嬉しくなった。
一人が平気な人間ではないので、友達が家に来るということはとても嬉しいことだったのだ。
台所から離れ、パタパタと急いで玄関に向かう。
今日やるのは嫌いな勉強だというのに、私の心は不思議とウキウキと弾んでいる。
理由は言うまでもない。
「意外と早かったね」
「白雲がちょっと遅れた」
「あっ、おい！ それ言うなって約束したじゃん！ てか、それ言うならひざしのが俺より遅かったじゃん!!」
「いーや！ 俺よりも白雲のが遅れてたね！」
「いやどっちでもいい……。てかそれ絶対同時に着いた感じでしょ」
相変わらずうるさ……騒がしい三人の後ろには、呆れた視線を向けているミッドナイト先輩が立っていた。
正直、かなり怖いのだが、まあ二人きりにならなければ大丈夫だろう。
そう考えながら四人を家にあげる。
「A、一人暮らしって本当なんだな。なんつーかこう……物がねぇ」
「え、そう？」
私にしては普通なのだが、白雲たちからすると物が少ないらしい。
そりゃまあ、一人暮らしだし物は少なくて当たり前なのだが、私はこう見えて綺麗好きなのだ。
まあどう見ても綺麗好きに見えると思うが。
なので物が少なく見えるのかもしれない。
とりあえず自身の部屋に四人を通した私は、置きっぱなしのお茶とお菓子を取りに台所へ向かう。
五人分のお茶とお菓子をお盆に乗せ、自分の部屋まで早足で歩く。
ここの家は無駄に廊下がくねくねしていて歩きにくい。
何度かお茶をこぼしそうになったが、ようやく私の部屋の前に着いた。
「ねえ、チョコ食べれない人っている？」
そう言いながら足でドアを開けると、思わず二度見する光景が広がっていた。
何かを物色するように部屋を見回す先輩と、それを止めようとする相澤。
そして面白がって笑っている傍観者が約二名。
「先輩、お茶ぶっかけますよ」
「あら、かけられたいの間違いかしら」
「ひえっ……、違いますすんません」
「「「よっわ」」」
一度は勇気を出して言ったものの、先輩の目が怖くて流れるように土下座をかました。
声が綺麗に揃っていた3バカを睨み、予め出しておいたテーブルの上にお盆を置く。
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白狐(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、ミッドナイトさんでした！ 吹雪さんの反応が私のして欲しい反応だったので嬉しいです！！(笑)最初は3バカ好きな女子路線も考えたんですが、重くなりそうなのでやめました(笑) (2022年8月20日 21時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - よかった…女子の先輩はミッドナイトさんだったのか…！マジでよかった…(初めは３バカ？のことがすきな女子になんかされる…！と思っていた) (2022年8月20日 20時) (レス) @page44 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - ここさん» 二度目のコメントありがとうございます！ ミッナイ先生ようやく出せました……。前々から出そう出そうと思ってはいたのですが、中々話に入れることが出来ず、パート3まで引っ張っちゃいました(笑) (2021年12月2日 0時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - イヤッフゥ！ミッドナイトせんせぇーｷﾀｧｧｧ！ありがとうございます！ (2021年12月1日 23時) (レス) @page39 id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - わーい！ありがとうございます！あー絡みが好きです💘（相澤先生たちの） (2021年11月14日 19時) (レス) id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年7月31日 22時
