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「ごめんね、お客様なのに手伝わせちゃって……」
「謝らないでください!? 泊まらせてもらってる身ですから……！」
ひたすらに「ごめんね」と謝る冷さんに顔を上げてもらい、私は現在進行形でお皿洗いをしている。
泊まる度にこういうやり取りをしているのだが、毎度それを燈矢が笑って見ているのがいただけない。
「Aちゃんはいい奥さんになるわねぇ」
「えっ！ そうですかね……」
「まずは相手見つけることからでしょ」
「こら、燈矢」
「事実だし」
燈矢に真顔で突っ込まれ、それがグサリと胸に突き刺さったまま皿洗いを続行する。
しかもそれが正論なので、何も言えないというこの悲しさ。
いやしかし、年齢イコール彼氏いない歴だが別に悲しくはない。
というか、欲しいとも思わない。
「なんでしょう、人間と馬が合わないんですかね……」
「好きな子はいないの？ 気になる子とか」
「それが驚くほどに全然いないんですよね」
「だから年齢イコール彼氏いない歴なんだよ」
「うっ、うるさいな。別におらんくてもいいし！」
皿の水を切って食洗機に入れ、飛び散った水をから雑巾で簡単に拭く。
その間も燈矢からのイジりは止まることなく続いた。
なんで急にイジるようになったのかは訊かないが━━というより怖くて訊けない━━先程の感じと違いすぎて驚いた。
「Aちゃんは一人暮らしなんだっけ」
「あ、はいそうです。いろいろありまして……」
そのいろいろとは、言わずもがなホークスのことである。
話すと絶対に長くなる自信があるので言わないが、冷さんは「いろいろ」で何か察したようだった。
……あらぬ誤解を受けていないことを願う。
「誰か呼んだことあるの。……その、高校の友達……とか」
ソファーから身を乗り出していた燈矢が体を引っ込め、顔だけをこちらに見せてモニョモニョと喋る。
燈矢には前に一度白雲たちのことを話したことがあるが、それを覚えていたらしい。
まずはそこに感心した。
「今んとこ誰も呼んだことない。というか、しら……高校の友達に一人暮らししとるっていうのも言っとらん、し…………あっ!!」
私の今日二度目となる大声に、燈矢の肩がはねているのが見えた。
しかしここは許して欲しい。
なぜなら名案を思いついたのだから。
「勉強会うちでやればいいじゃん！」
「え、べんきょ……え？」
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白狐(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、ミッドナイトさんでした！ 吹雪さんの反応が私のして欲しい反応だったので嬉しいです！！(笑)最初は3バカ好きな女子路線も考えたんですが、重くなりそうなのでやめました(笑) (2022年8月20日 21時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - よかった…女子の先輩はミッドナイトさんだったのか…！マジでよかった…(初めは３バカ？のことがすきな女子になんかされる…！と思っていた) (2022年8月20日 20時) (レス) @page44 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - ここさん» 二度目のコメントありがとうございます！ ミッナイ先生ようやく出せました……。前々から出そう出そうと思ってはいたのですが、中々話に入れることが出来ず、パート3まで引っ張っちゃいました(笑) (2021年12月2日 0時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - イヤッフゥ！ミッドナイトせんせぇーｷﾀｧｧｧ！ありがとうございます！ (2021年12月1日 23時) (レス) @page39 id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - わーい！ありがとうございます！あー絡みが好きです💘（相澤先生たちの） (2021年11月14日 19時) (レス) id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年7月31日 22時
