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「えーっと、まずは敵がどこにいるか探らんと……」
最終種目が開始して数分、パイプの上から下を見下ろして敵がどこにいるか探していた。
どこのチームも特に大きな動きはなく、探るのは少し大変である。
「敵感知スキル使ってもいいけど、体力は温存しときたいし……」
仕方ない、聴力だけで探るとしよう。
パイプから降りたり、入り組んだパイプの中を探してみたりしたが、やはり敵はおらず。
ここまでいないと少し不安になってくるのだが。
そう感じていたその時、ようやく狐耳が反応した。
「敵に背を向けるなんて……」
「大間抜けだな」
喋っているのは二人だが、足音的に人数は四、五人辺りか。
てか、かなり大きな声で喋っているそちらの方が大間抜けではなかろうか。
「もらったああ!!」
「ちょ、まだ合図してないでしょ！」
「作戦通りに動かないと……ああ、もう！」
どうやらチーム内でトラブルがあった模様。
それはこちらにとって好都合。
「『潜伏スキル』」
近くのパイプに手をつき、そのまま潜伏スキルを発動する。
奇襲を仕掛けてきたチームは、急に消えた私に驚きを隠せないようだった。
「あれ、敵に背を向けるのは大間抜けなんじゃなかったっけ」
「なっ!?」
「いつの間に……！」
「ご丁寧にテープまで巻き付けられてるわ……」
潜伏スキルを解除し、四人をテープでアウトにする。
もちろん少々の煽りも加えて。
「浅名チームアウト！ 捕まえたのは相澤チームの真白だあああ！ ちなみに、相澤チームが今のとこ一位だ！ 相澤チームに負けないよう他のチームも頑張れよ！」
「相澤の顔が引きつってそう」
あれだけチーム名に自分の名前が使われるのを嫌がっていたのに、こうも連続で名前が出れば引きつるどころか怒ってそうだが。
「さて、次はどこにいるかな……」
キョロキョロと周りを見渡しつつ、耳もすませて奇襲攻撃にかからないよう注意する。
その時、二人くらいの足音が聞こえてきた。
足音がする方向に目を向ければ、やはり二人の女子がこちらを見ている。
だが、やはりというかなんというか敵はこちらに近づいてこない。
先程の放送を警戒してのことだろうか。
「まあ、攻撃してこんのなら私もせんけど」
攻撃をしてこない相手に向かって攻撃するのは、正直やりたくないものである。
なぜってそれは、無駄に体力使うし、過剰防衛になってしまうからだ。
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白狐(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、ミッドナイトさんでした！ 吹雪さんの反応が私のして欲しい反応だったので嬉しいです！！(笑)最初は3バカ好きな女子路線も考えたんですが、重くなりそうなのでやめました(笑) (2022年8月20日 21時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - よかった…女子の先輩はミッドナイトさんだったのか…！マジでよかった…(初めは３バカ？のことがすきな女子になんかされる…！と思っていた) (2022年8月20日 20時) (レス) @page44 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - ここさん» 二度目のコメントありがとうございます！ ミッナイ先生ようやく出せました……。前々から出そう出そうと思ってはいたのですが、中々話に入れることが出来ず、パート3まで引っ張っちゃいました(笑) (2021年12月2日 0時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - イヤッフゥ！ミッドナイトせんせぇーｷﾀｧｧｧ！ありがとうございます！ (2021年12月1日 23時) (レス) @page39 id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - わーい！ありがとうございます！あー絡みが好きです💘（相澤先生たちの） (2021年11月14日 19時) (レス) id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年7月31日 22時
