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「えっ、なに!?」
「Aの……なんたら魔法ってやつか」
「なんたら魔法ってほとんど言えてねぇーじゃんよォ！ ゲホッゲホッ」
そんな会話が狐耳に届く。
なんたら魔法じゃなくて爆裂魔法なんですが。
割と何回かぶっ放している爆裂魔法の名前、そろそろ覚えて欲しい。
「ちょ、A鼻血でてんぞ！」
「え、あ……ほんとだ」
白雲にそう指摘され、鼻の下を手の甲で拭ってみれば、言われた通り鼻血が出ていた。
そういえば、前に使った時も鼻血が出ていた気がする。
「なんかかっけぇな、手の甲で拭うの」
「あーなんかわかる。厨二心くすぐるよね」
「A、お前なんか右手に宿ってるか？」
「漆黒のドラゴン」
「そこは狐じゃねぇのな」
「え、そこ？」
絶対他にもツッコミどころはあったはずだと思うのだが。
例えば漆黒のドラゴン何、とか。
そんなふうに白雲と厨二病について話しながら相澤と山田と合流する。
喉の痛みが悪化し始めている山田には、効果あるのか分からないが『ヒール』をかけておいた。
「お、なんかわかんねぇけど良くなってきた気がするぜ！ thank you thank you！」
まあ、本人が元気そうなので効果はあったのだろう、知らんけど。
垂れてくる鼻血を拭いながら、テープに巻き付けられている人数を数える。
もし『潜伏スキル』のように姿を隠せるような"個性"の人が居れば、隙をつかれてテープを巻き付けられてしまうかもしれないからだ。
「六、七……八。お、全員確保か」
その場の人数分がテープを巻き付けられており、ついつい頬が緩む。
やった、これで……。
「終了ー!! 激しい戦いの末、勝ち残ったのは━━！ 相澤チームだああああ!!」
「……あれ、舌打ちせんの？」
「うるせぇな」
「嬉しンだよな、ショータクゥン！」
「うっせぇ」
否定しないということはそういうことだろう。
そりゃそうだ、協力して勝ち取った一位。
嬉しくないはずがない。
「みんなよく頑張ったな！ んじゃあこの後表彰式があるから、その前に確保テープを取っておくように！」
時折鼻水をすする音が聞こえる学年主任の説明に、その場のチームの人たちがテープを取っていく。
「くっそー……でも俺らも惜しかったよなぁ」
「ね！ いいとこまで行ったよー！」
「悔しー！」
そんな会話を聞きながら、みんなのテープを取るのを手伝う。
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白狐(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます！ そうなんです、ミッドナイトさんでした！ 吹雪さんの反応が私のして欲しい反応だったので嬉しいです！！(笑)最初は3バカ好きな女子路線も考えたんですが、重くなりそうなのでやめました(笑) (2022年8月20日 21時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - よかった…女子の先輩はミッドナイトさんだったのか…！マジでよかった…(初めは３バカ？のことがすきな女子になんかされる…！と思っていた) (2022年8月20日 20時) (レス) @page44 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - ここさん» 二度目のコメントありがとうございます！ ミッナイ先生ようやく出せました……。前々から出そう出そうと思ってはいたのですが、中々話に入れることが出来ず、パート3まで引っ張っちゃいました(笑) (2021年12月2日 0時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - イヤッフゥ！ミッドナイトせんせぇーｷﾀｧｧｧ！ありがとうございます！ (2021年12月1日 23時) (レス) @page39 id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - わーい！ありがとうございます！あー絡みが好きです💘（相澤先生たちの） (2021年11月14日 19時) (レス) id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年7月31日 22時
