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口元に人差し指を立てておいただけなのだが、彼女にはそれがかっこよく映ったようだ。
かっこいい系女子なんだね！ とまたまたキラキラした目で見つめられてしまった。
「……夏菜、私ってかっこいい系女子に見える？」
「いや、見えない」
「ですよね」
先を行く恋硬さんに聞こえぬよう、小声でやり取りをする。
夏菜に真顔でスパッと切り捨てられたのがショックだ。
「おっ、来た！」
「おせーぞガールズ！」
「ごめんて。あ、席ありがとう」
食堂に着き、席を取ってくれていたらしい3バカにお礼を言う。
また、夏菜と恋硬さんは他の友達と昼食を食べる約束をしていたようで、別の席へと去っていった。
「じゃ、何か持ってくるけぇ」
「おう！ あ、ちなみにオススメはカレーだぞ！」
「はいはい」
そう言ってちらっと彼らのトレーを見れば、見事に三人ともカレーを乗せていた。
正直、カレーは髪につくことが多いのであまり好きではない。
だが、たまには食べてみるのもいいだろう。
「カレー一つください」
「はーい！」
三十歳くらいの女性の元気そうな声が響く。
トレーの上にダンっと乗せられたそれは、もくもくと湯気がたっていてものすごく食欲がそそられた。
ありがとうございます、と会釈付きでその場を去り、やけに目立つ3バカのいる席へと向かう。
「……あれ、先に食べとってもよかったのに」
席に着いてみんなの皿を見れば、誰一人口にしていない。
「みんなで食べた方がうめぇだろ！」
そういう割には、目の前のカレーが食べたそうでうずうずしているように見えるのだが。
まあ、その気持ちはわからんでもない。
だってこのカレーめちゃくちゃおいしそうだし。
早く食おーぜ、と白雲が言い、ちゃんといただきますをしてそれぞれカレーを口にする。
「そういえば、浄液といた女子誰だ？」
「あー、夏菜の友達らしい」
猫舌の相澤が横でカレーに苦戦しているのを横目に、白雲の視線の先の彼女を見る。
夏菜と恋硬さんと、別にもう一人が白い机を囲んで昼食を食べていた。
「……相澤、食べにくいんなら冷ましてから食べれば」
「俺は猫舌じゃない」
「いやまだそこまで言ってないんですけど」
「猫舌ボーイ相澤ショータクゥン！」
「うるさい」
相澤が思いっきり顔を歪め、熱いカレーに立ち向かっていく。
「熱っ」
「……冷ましてから」
「猫舌じゃない」
「あ、はい」
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
