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大方、ポイント数の高いことを狙ってのことだろう。
その中には、先程の視線を向けていた人も混ざっていた。
「真白さん、さっきの凄かったよね！ 私たちならいいところまで行ける気がするの。だからさ、一緒に組もう？」
「えっと……」
いつの間にか手を握られ、キラキラとした目で私を見ている茶髪の女子。
入学してかなり経つのに、未だにクラスメイトの名前を覚えておらず、どう断ろうか考える。
だが、正直に言うと、こうもキラキラと見つめられては、断りずらいのだが。
「ごめんなー、俺はこいつらと組むって決めてんだ！」
「うおっ」
そう言った白雲に首に手を回されていたのは、私と相澤、山田のいつも通りのメンバーだった。
少し女子らしからぬ声が出たのは、聞かなかったことにしてもらいたい。
「……いいのか、白雲。あんな期待の眼差しで見られてんのに」
迷惑そうな、そして少し嬉しそうな相澤がそうつぶやいた。
「いーのいーの！ 俺はお前らと組みてぇんだからよ！ 試合がどうこうより楽しんだもん勝ちだしな！」
「かっけぇ」
「だろ!?」
ポロッとこぼしたつもりの言葉が、どうやら彼の耳に届いてしまったようで、渾身のドヤ顔を見せられる。
それで一気に台無しになったぞ、白雲。
「ていうかよぉ、白雲が適当に組んだのかと思ってりゃ、俺ら普通に組み合わせいいじゃん」
「……たしかに」
頭の後ろで腕を組んだ山田が放った言葉に、またもキメ顔で対抗する白雲。
それに思わず吹き出せば、相澤がギョッとしたような、引いたような顔つきになる。
そんな引かんでもいいじゃん。
「じゃあ、まずは相澤がみんなの"個性"を使えなくして、次に白雲がクラウドで私たちを浮かせて……」
「え、浮いていいのか？」
「……あ」
つい緑谷たちのときのように考えてしまった。
だが、あれとさほどルールも変わってないし、いいとは思う。
「じゃ、開始する前に山田お得意の大声で先生に聞いてみて」
「おいおい、俺が得意なのはラップバト━━」
「んで、次はー」
「シヴィー！」
ケラケラと笑いながら大声を出す山田に、相澤お得意の抹消が発動する。
その顔は、いかにもイラついてますと言っているようなものだった。
「ははっ、喧嘩するなら俺も混ぜろよ！」
「いや加わるな？ そして私も巻き込むな？」
「大乱戦だー！」
「人の話聞け？」
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
