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「そろそろ体育祭がある」
翌々日の朝、担任の先生によってそれは突然言い渡された。
"体育祭"、好きな人と嫌いな人で真っ二つに割れるこの行事。
ちなみに私は、前世と今世どちらとも好きである。
元々体を動かすのが好きだったのもあるかもしれない。
「体育祭って、何やるんだろうなぁ！」
「雄英だし、普通の種目は有り得んと思う」
「カラオケバトルとかやんじゃねーの!?」
「それやって楽しいのお前だけだろ」
いつも通りの四人で集まり、体育祭のことについてワイワイと話す。
原作を知っている私は、ある程度の予想は着いているものの、あえて言わないでおいた。
━━それにしても体育祭か。
このメンツでの体育祭は、作中には描かれなかった。
少し嫌な予感がしなくもないが、楽しいならなんでもいいか。
「同率一位目指そうぜ！」
「それは無理だろ」
「やってみねーとわかんないだろ！」
「嫌な予感しかせん」
「ほらな」
「「ええー！」」
……うん、楽しいならなんでも。
私の嫌いな季節が近づいてきて、気分と共に足取りも落ちる頃。
月イチの楽しみがやってきた。
「A!!」
すっかり背丈が伸びてしまったホークスが、助走をつけて抱きついてくる。
ちっちゃいホークスも可愛かったが、だんだん原作に近づいてきている背もなかなか心をえぐった。
「A、また背伸びとる」
「成長期じゃけぇねー。そういうホークスも伸びとるじゃん」
「絶対A追い越す！」
「あっという間に追い越されそう」
一ヶ月しか経っていないというのに、かなり印象が変わったホークスを細くした目で見つめる。
その視線に照れたのか、ふいっとそっぽを向かれてしまった。
「今日は何しとったん？」
「羽根を自由に操る訓練」
ふむ、なかなかに難しそうな訓練だ。
そういえば、燈矢にも教えたことがあったっけと脳内の記憶を駆け巡る。
「高校って楽しい？」
「めっちゃ楽しい。クラスが最高」
白雲に相澤、山田というA組3バカが揃っている、なんとも幸せな空間。
B組の夏菜とよくお昼を共にするのだが、それになぜかA組3バカも着いてくる。
その自然な流れで、夏菜も彼らと仲良くなった。
「━━それで、今は五人でお昼食べとるんよ」
相槌をうちながら、私の話に聞き入るホークスが可愛い。
背は伸びたとしても、やはり私の中では可愛いままのホークスである。
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
