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だから、数少ない原作キャラに出会え、記憶に刻まれるというのはとても嬉しいことなのだ。
……まあ、原作に関われたならば更にいいのだが、そう簡単にはいかない。
なので、私は隅の方でひっそり生きていこうと思う。
それが数週間前の出来事。
「真白、宿題写させて！」
「頼む、このとおりだ!!」
「自分らでやってこいよ」
なぜかA組3バカたちに絡まれている状況。
なんでこうなったのだろうか。
いや、白雲と関わった時点でこうなることは予想していた。
「まだ時間あるし、教えてあげるよ。……あ、相澤も手伝ってね」
「なんで俺も……」
明らかに嫌そうな顔で溜息をつき、渋々といった感じで白雲の席に集まった。
━━事の発端は白雲朧。
とことん私に絡み、一人で行動しようとすればこの二人を引き連れてやってくるのだ。
最初こそ動揺していたものの、絡まれていくうちにだんだん諦めていった。
もういいやという具合に。
だが、白雲はそれだけでは飽き足らず、こんなふうにものすごく関わろうとしてくるのだ。
その理由は、いつもボッチでいた私への同情か否か。
そのどちらでもいいが、毎朝宿題を移そうとするのはやめていただきたい。
「ここはｙに三を代入して……」
「あーなるほどな。理解した！ ……答えは十六だろ！」
「いや違う」
「ええっ!?」
でも、こんな騒がしい朝も嫌いじゃないと毎朝教える私もどうかしているのだろう。
外の桜の花は全て散り、青々と葉が茂っていた。
久々の休日、私は轟家に遊びに来ていた。
どうやら最近エンデヴァーさんは忙しいらしく、訓練は見れないのだそう。
そこで、前にやった臨時家庭教師が燈矢にとって好評だったらしく、彼の苦手教科を教えている。
「なんかいい事あった？」
一通り問題を解き終わった燈矢が、とつぜんそんなことを訊いてきた。
なんで、という視線を送れば、ずっと笑ってるという引いた視線を返された。
笑ってる、そう言われて初めて自覚した。
自分ではいつも通りのつもりだったのだが。
「で、なんかいい事あったの」
「うーん……強いていえば、高校での友達が面白いことかな」
「へえ」
興味を持ったらしい燈矢に、勉強の休憩も兼ねて話してあげようと思う。
「私を含めて四人なんだけどね。そのうちの一人がテストで赤点取ったんよ」
泣きながら担任の先生に運ばれて行っとったの、マジで面白かった。
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
