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待って無理です、入れないです。
なんて言えるはずもなく、ロボットのように右手右足が同時に出る。
……こんなはずではなかった。
だって、原作絶対関われないと思ってたし。
だが、この男子を見る限り、関われない可能性は低くなった。
「あ、そういえば自己紹介してなかったな。俺、白雲 朧。お前は？」
なんたって、この人は相澤先生とプレゼント・マイクの同級生なのだから。
「真白の席、意外と遠いなー」
「そりゃあ、しとまだから……」
「あ、そうか」
出席番号順だもんな！ と言ってケラケラと笑う白雲。
━━白雲 朧。
相澤先生やプレゼント・マイクが好きな方は、一度は聞いたことがあるであろうその名前。
この人は、結果的に言うと死ぬ。
享年十六歳で死んでしまう運命なのだ。
確か、二年生の時のインターン先で死んでしまうのだったか。
数年前の記憶なので、所々怪しいのだが確かそんな感じだった気がする。
「真白、体調でも悪ぃのか？」
「あ、いや……。そんなことない、よ」
ははっと乾いた笑いをこぼし、そこで初めて自分が青ざめていたことに気がついた。
これでは体調が悪いと疑われてもおかしくないだろう。
白雲は、数秒私を見つめていたが、教室のドアが開く音を聞いてその方向を見た。
それにつられて私もドアの方を向く。
やはりそこには、どこかうんざりした表情の相澤先生が教室に入ろうとしていた。
……この流れで行けば、おそらくプレゼント・マイクも……。
「HAHA！ 入学早々おもしれぇやつ見つけたぜ！」
「絡んでくるなよ……。鬱陶しい」
別々に来るかと思いきや、入学早々相澤先生にだる絡みしているプレゼント・マイクが一緒に入ってきた。
頭の処理が追いつかず、口から魂らしきものが抜けていった気がした。
そんな私の肩をがっしりとつかみ、ゆさゆさと揺さぶる白雲によって意識が戻される。
「お前、面白いなあ！ 緊張したり気絶しそうになったり」
「おも、面白い……」
白雲の私に対しての第一印象は、面白いということになってしまった。
もっといい第一印象にしたかったのだが、生憎私には時間を巻き戻す術は持ち合わせていない。
だが、彼の記憶に刻まれたという点に関しては良かったのではなかろうか。
━━この三人に出会えたところで、原作に関わると確定した訳では無い。
やはり結局は、自分の行動次第なのである。
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
