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何の用だと、狩宮さんの言葉に耳を傾ける。
「……ホークスくんに何もされなかった？」
「……狩宮さん、あなた……」
「や、万が一のことがあるでしょ!? だからそんなふうに引かないでよー！」
あんな小さい子をそんなふうに見ているなんて。
たしかに、ホークスは男の子だけど、私にとってはまだまだ子供だ。
そんなことするとは思えな…………え、何もされてないよね。
体をチェックし始める私を見て、狩宮さんが「Aちゃん、意識しちゃってるの？」とにやにやしながら訊いてきた。
この人、なんかあったら自分の責任だってこと気づいてんのかな。
未だにやにやし続ける彼女を見るあたり、その辺の認識は全くないようだ。
「で、どうなの？ 意識しちゃった？」
「お母さんってどこにいますか」
「む、無視!?」
通りかかった職員に、お母さんの居場所を訊く。
後ろで狩宮さんが嘆いているが、もう放っておこうと思う、めんどくさいし。
「お母さん、入るよ」
狩宮さんじゃない別の職員に訊いたところ、いつもの訓練所でホークスの訓練準備をしているらしい。
「いるかな」
……なぜか狩宮さんも着いてきているが。
そんなことは置いておいて、訓練所のレバー式のドアノブを傾ける。
「ああっ!?」
ドアを開けた途端、中からお母さんの小さな悲鳴が聞こえた。
何事かと目を向ければ、ダンボールの中身が雪崩のように滑り落ちている。
それを支えようとしたのか否か、お母さんが巻き込まれているのが見えた。
……野原家の押し入れのようだ。
「大丈夫？」
「ああっ、Aと狩宮！ いいところに……！」
「うへぇ、大量の荷物ですね」
「そうなの！ ちょっ、助けて」
狩宮さんがお母さんを助けている間に、散らばった床を片付ける。
何に使うのか分からないゴーグルや竹とんぼ。
その他にも、猫のぬいぐるみや狐のぬいぐるみ。
……狐のぬいぐるみ欲しいな。
そう伸ばした手をパチンと叩く。
いけない、いけない、これはホークスの訓練で使うものなんだ、多分。
使い道が謎だが、その他もろもろの道具たちを入っていたダンボールにしまっていく。
その間に、狩宮さんはお母さんを救出したらしく、二人とも散らばったものの回収を急いでいた。
「……ん？」
これは……エンデヴァー人形ではないか。
それも、いつもホークスが持ち歩いている人形。
昨日そのままにして忘れたのだろうか。
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月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» 二度目のコメントありがとうございます！ なるほど、最推しは相澤先生ですか。分かります、クソかっこいいですもんね(同担拒否だったらすみません)。どんどん爆発していってください！← (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - うひゃー！！！相澤先生！！！最推しと同じクラスとか爆発するんですが＼ボーン／ (2021年7月10日 23時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - 月狐さん» 勿論でございます…なんせMHA大好きなもので… (2021年7月9日 22時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - R_yomoyaさん» コメントありがとうございます！ 多分、R_yomoyadさんの思い浮かんでいる人物ですね（笑）白髪で思い浮かぶとは……もしや相当推してますね？(ただ言いたかっただけです、すみませんっっっ!!) (2021年7月9日 22時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
R_yomoya(プロフ) - まって！？白髪！？え！？えもう1人しか思い浮かばへん！！え同期組！？よっしゃ救ったる(まだ確定してないのに勝手に気合い入れてる人) (2021年7月9日 21時) (レス) id: 53959ad895 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年6月10日 21時
