Angel story４(紅一点)

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2人でキッチンに立つ

『はい！まず今日の朝にご飯炊いときました！』

ラウ「ありがとー！気が利くね！」

『あ。待って』

炊飯器を開けたAちゃんが中をのぞきこんでる

ラウ「ん？」

『お水入れるの忘れてた〜』

ラウ「え、お米だけで炊いたの？」

『そうみたい！まぁでもレンジでチンするお米あるから大丈夫！』

初っ端から衝撃だけどまぁこれは料理出来る出来ないって言うか単なるミスだろうし...大丈夫！のはず！

『じゃあまず玉ねぎをみじん切りにしまーす』

って言って包丁とまな板を用意するAちゃん

ラウ「俺がやろっか？」

『んーん大丈夫！ラウちゃんはフライパンに火をつけてくださーい』

ラウ「分かった！」

なーんだ、手際いいし心配する事ないじゃん！！

そう思ってフライパンを出して火をつける

チラッとAちゃんを見てみる

ラウ「ちょちょちょ！！Aちゃんストップ！！」

『ん？なーに？』

ラウ「何？じゃなくて！！危ないよ何その持ち方！！」

料理する人が見たら怒られそうな持ち方してるんですけど！手危ないし！

『だーいじょうぶ！怪我したことないし！』

ラウ「でも心配だから！！ほら！まず左手は猫の手にして！」

『んも〜心配性だなぁ分かったよ』

渋々ちゃんとした手で切り始めてくれたAちゃん

ここから先、もっと大変な事をこの時の俺はまだ知らない

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