Angel story４(紅一点)

ドタバタキッチン(リク) ページ38

ラウールside

Aちゃんは勉強が出来ない事が唯一の欠点だと思っていたけど、

最近気付いたことがある。

Aちゃんは料理が出来ない。

それもびっくりするくらい出来ない。

それに気づいたのはこの前Aちゃんの家にお邪魔した時。

いや、Aちゃんの家に行くって決まった時に薄々気づいてたかも


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『じゃ明日家くる？』

康二くんとAちゃんが同じマンションなのずるい！って

駄々こねてたら、Aちゃんからお誘い。

ラウ「えっ！いいの！？」

『うんいいよー』

ラウ「行く行く！行きたい！！Aちゃんの手作りご飯も食べたい！」

『私全然料理しないよ？』

ラウ「そうなの？俺も手伝うからさ！一緒に作ろ？ハンバーグとか作りたい！！」

家で一緒にご飯作るなんて新婚さんみたいだしぜひともやりたい。

『まぁいっか！じゃ食材買っとくねー』

ラウ「やったー！」

『トイレ行ってくる！』

Aちゃんと入れ違いで岩本くんとふっかさんが入ってくる

深澤「どしたの？やったーって声外まで聞こえてたけど」

ラウ「明日Aちゃんの家行く！」

岩本「よかったじゃん」

ラウ「一緒にご飯も作るんだー」

「「やめとけ！！！」」

ラウ「えっ何何怖い」

2人が必死の形相でこっちを見てくる

岩本「...いや、まぁでも恐ろしさを学ぶのもありか(小声)」

深澤「大丈夫かなー...手に負えないと思うけど(小声)」

なんかコソコソ話し出した

ラウ「なんでやめとけ！なの？」

深澤「いやっまぁ....楽しめ！」

ラウ「えっ」

ふっかさんはグーサインとウィンクでこっち見て来るし

岩本くんは小さく頷いてきた

ラウ「もしかしてAちゃん料理得意じゃないの？」

岩本「得意じゃないっつーか...」

深澤「一生懸命ではあるけど空回りというか...」

「「まぁ見れば分かる」」

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次の日

なんだか嫌な予感がしたものの、自分から誘った手前

断る事も出来ずに家の前まで来てしまった

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