Angel story４(紅一点)

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岩本side


田中「ほんっっっとうにすみませんでした！！！」

土下座する樹と俺の膝に対面になって座って柚子サワーを飲んでるA

『なんでじゅいくん謝ってるのぉ？』

岩本「なんでだろうねぇ、おいしい？」

『うん！おいし！』

頭を撫でると嬉しそうに目をつぶるA

こいつ酔うと小動物みが強くなんだよな、ほんと可愛い

ちなみにさっき柚子サワー没収しようとしたら

目にどんどん涙溜まってくから諦めた。

今更没収しても既に酔っ払ってるから変わんねぇし。

結局俺もAに甘いんだと思う。思うってか絶対甘い。

田中「ここで言い訳タイムよろしいでしょうか！！」

頭を床に付けたまま喋る樹

岩本「...よろしい」

田中「ついさっきまで！！慎太郎もおりまして！！！

Aちゃんが先生に連絡した時くらいからしか2人きりになってなくて！！！

俺が飲ませたとかじゃなくてですね！！！」

ガバッと勢いよく頭を上げて怒涛の勢いで喋る樹

岩本「A、さっきまで慎太郎いたの？」

柚子サワーを全部飲み干して、焼き鳥をモグモグ食べながら俺に抱きついてたAに聞いてみる

『慎ちゃんさっき帰っちゃったの〜、やだって言ったのに〜』

嘘かと思ったけど、どうやらほんとっぽい

岩本「そっか、俺にLINEくれた時、慎太郎もいたって言ってほしかったな〜」

『...ひーくんおこってる？』

俺が怒ってると思ったのか、眉毛を下げてこっちを見てくる

岩本「んーん怒ってないよ、Aには」

Aの頭を撫でてからチラッと正座してる樹を見る

田中「ひいぃ」

岩本「ちゃんとここで待ってるって約束守ったもんね？偉いじゃん」

『うん！じゅりくんがねーここ出よーって言ったけどだめだよーって言ったんだよ』

田中「Aちゃんそれ以上の暴露は...」

岩本「そっか〜他には？じゅりくんなんて言ってたかな？」

『えっとねぇ』

田中「Aちゃん...！」

岩本「樹はちょっと黙ってろ」

田中「ハイすみません」

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