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私は昔から偏頭痛が酷い。

今の季節は台風が大量発生するおかげで

いつも頭痛に悩まされている。


青宗『Aちゃん。』

「...イヌピーくん。ありがとうございます。」


毎度の事ながらイヌピーくんが色々やってくれる。


青宗『ごめん。今日ドラケンが用事あるからもう出勤する。』

「気にしないでください。仕事なのに気を使わせてしまってすみません。」

青宗『なんかあったらすぐ電話して。』


そして10分しないうちに

イヌピーくんは私の家から職場に向かってしまった。

仕事前に私の家に寄ってくれるなんて

スーパーダーリンじゃないのか?

そう思ってしまったが私の兄貴と素晴らしく

仲の良かったイヌピーくんなのできっと

九井一の妹だから自分の妹みたいなもん。

というステータスで面倒を見てくれるのだろう。


具合の悪い時ほど

こういう悪い事ばかり考えてしまう。


「乾 Aでもいい響きだと思うんだけどな〜」


なんて1人でブツブツ話しながら行動しないと

頭にズキズキと響くのでやっていられない。


「兄貴が昔作ってくれてたアレ美味しかったな〜」


自分でフライパンを持てるような年齢になってから

見様見真似(みようみまね)で何十回と作ってみたが

兄貴の作ってくれたオムライスには敵わない。


私じゃ全然美味しくないから

イヌピーくんが作ってくれたら瓜二つかも?なんて

考えが甘かったのは2年前。

中2の時にイヌピーくんの手料理を食べて

地獄をみてからは兄貴は私とイヌピーくんには

とても甘かったんだなあと

兄貴が居なくなってから実感した。


マイナス思考になってから何もやりたくなくなって

このまま床に倒れ込んでしんだように眠った。


.


.


目が覚めると部屋中にいい匂いが漂っていた。

まさかイヌピーくんが帰ってきた!?


私自身床で寝たはずなのにソファに寝かされていた。


家の中を全て回ってイヌピーくんを探したが

どこにもいなかった。


お礼をすべくイヌピーくんに電話すると

これから私の家に向かっていると言われる。


「え?本当に今向かってるんですか?」

青宗『ああ。』


電話を掛けて5分後にイヌピーくんは家に来てくれた。


青宗『このラップはAちゃんが付けたのか?』

「いや、起きた時には既に...」


たしかに癖強めなラップのかけ方だなんて思っていると

イヌピーくんは料理を見つめてこう言った。


青宗『これはきっとココが作った。と思う。』

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甘党 - 面白いですし、好き過ぎる! (2021年10月18日 10時) (レス) @page11 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 馬地の八重歯さんの小説どれも素敵で大好きです!応援してます! (2021年10月1日 18時) (レス) @page3 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:場地の八重歯 | 作成日時:2021年10月1日 15時

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