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A『兄貴、少し仕事が忙しいみたいで。
もうちょっとしたら会えるんじゃないですか？』
少しの沈黙の後Aちゃんはそう口にした。
Aちゃんはきっと
ココがはんしゃになってもう俺と会えないのを
知らないと思っているのだろうか。
「Aちゃんは優しいね。」
微笑みかけるとAちゃんは顔を真っ赤にする。
Aちゃんには悪いけど、
俺の膝に乗るよう指示する。
恥ずかしがりながら座るAちゃんの背中に顔を埋める。
下ろしたばかりのはずの夏服セーラーも
バイクのオイルが付いちゃうかな？
昔のココの匂い。
Aちゃんは女の子だから全然からだは小さいけど
ココとの思い出が蘇るみたいで心地良かった。
ただ、Aちゃんはココより少し
心臓の鼓動が早いかも。
.
ずっとこうしてたかったけど
さすがに未成年にこうするのはまずいので
Aちゃんを膝から下ろした。
A『イヌピーくん、？』
「ごめん。ありがとね？」
するとそのタイミングでドラケンと花垣が戻ってくる。
ドラケン『ちょっとイヌピー聞いてくれよ〜タケミっちがさ〜』
花垣『ちょっとドラケンくん辞めてくださいよ〜！』
「そうか。」
ドラケンも花垣もAちゃんも笑っていればいい。
ココが居なくても俺はやっていけているのかな。
ラッキーアイテム
革ベルト
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甘党 - 面白いですし、好き過ぎる！ (2021年10月18日 10時) (
レス) @page11 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 馬地の八重歯さんの小説どれも素敵で大好きです！応援してます！ (2021年10月1日 18時) (レス) @page3 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：場地の八重歯
| 作成日時：2021年10月1日 15時
