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イヌピーくんから
プロポーズとまではいかないが
将来について深く話され
私は生半可な気持ちで聞いていたが
家に帰るなり、軽い気持ちで聞くものではなかったと
後悔していた。
兄から提供されたこの部屋には
私が知る限りざっと6台の盗聴器がある。
B&Bのバイク屋にはさすがにないと思うが
バイク屋の近くにカメラはあるかもしれない。
先程イヌピーくんに話された話は
口に出して考えるのは厳禁だ。
イヌピーくんと田舎に引っ越したとして
その田舎にまで兄が来たらどうしよう。
寝言で私がボロを出してしまったらどうしよう。
そう思っているとこの家で
安易に寝ることは出来なくなるのかな。
私ひとりで考えても答えは出るはずもないので
兄に聞いてみることにした。
「もしもし兄貴?」
一『どうしたんだ?』
「時間大丈夫?」
一『大丈夫だけど。』
「今度友達とお泊まりする事になったんだけど(嘘)
寝言で兄貴について話しちゃわないか不安で…どうすれば良いかな?」
一『口にテープでも貼ったらどうだ?鼻は塞ぐなよ?
そしてマスクでも付けてればテープの事もバレないだろ。』
「え!お兄ちゃん天才!ありがとう!!」
兄対策を兄本人に聞くのはどうかと思うが
この案を今夜から実行する事にした。
ただ気がかりなのが
テープのおかげで唇がカサつかないかどうか。
「(リップいっぱい買っとこう。兄貴からのお金で。)」
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甘党 - 面白いですし、好き過ぎる! (2021年10月18日 10時) (レス) @page11 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 馬地の八重歯さんの小説どれも素敵で大好きです!応援してます! (2021年10月1日 18時) (レス) @page3 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:場地の八重歯 | 作成日時:2021年10月1日 15時