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イヌピーくんと並んで歩く街は

いつもの見慣れた街のはずなのに

色鮮やかで気持ちが高ぶって、

初めて来たような感覚に陥った。


青宗『Aちゃんは朝はご飯派?パン派?』

「んー日によって違いますけど...イヌピーくんはどっち派なんですか?」

青宗『俺も日によって変えてるかも。』

「一緒ですね!」

青宗『今日はパンにしてみる?』

「はい!」


在り来りな会話だとしても

イヌピーくんとの会話ならとても嬉しかった。


イヌピーくんに連れられて来たのは

隠れ家のようなカフェ。


「こんな所あったんですね?」

青宗『前、ドラケンに連れてきてもらったんだ。』


その時はランチだったけど。と付け足すイヌピーくん。

初ブレックファストを私と来てくれて嬉しかった。


青宗『ここのフレンチトーストが美味しいらしいんだ!』

「そうなんですか!?頼みましょうよ!」


お互いフレンチトーストを頼み

プラスで飲み物やスープなどを頼んだ。


青宗『ここ、(注文してから来るまで)長いんだ。』

「!?、そうなんですね?」

青宗『だから美味しいってドラケンが言ってた。』

「注文受けてから作ってるんですかね?」


正解と言わんばかりに

店内にフレンチトーストの匂いが漂う。


「めちゃくちゃお腹空いてます。笑」

青宗『俺もだ。笑』


楽しみに待っていると見るからに

美味しそうな食べ物たちが届くが

やはり1番目を引くのが

このお店の朝食メニュー1番人気のフレンチトースト。


「やば!!美味しそうですね!!」

青宗『そうだな。笑』


いただきます と言い

2人でフレンチトーストを口にする。


『「!!、美味しい!」』


初めてフレンチトーストを食べた人のような

反応をしてしまうくらい美味しかった。

きっと秘伝のなんとかを使っているのだろう。


青宗『Aちゃん美味しい?』

「はい!連れてきてくれてありがとうございます!」


楽しい時間はあっという間に過ぎる訳で

もうイヌピーくんの出勤時間に近付いていた。


青宗『ドラケンに少し遅くなるって入れたから家まで送るぞ。』

「え!いやいや悪いですよ!」

青宗『...帰り道分かるのか?』

「...。お願いします。」


帰り道が分からない事に気付き

結局送ってもらった。


「ほんとわがままに付き合って貰っちゃってすみません。ありがとうございます!」

青宗『いや、嬉しいよ。ありがとう。』


じゃあ と背を向けるイヌピーくんにお辞儀した。

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甘党 - 面白いですし、好き過ぎる! (2021年10月18日 10時) (レス) @page11 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 馬地の八重歯さんの小説どれも素敵で大好きです!応援してます! (2021年10月1日 18時) (レス) @page3 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:場地の八重歯 | 作成日時:2021年10月1日 15時

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