I will give you sweet love【警察学校組】

ハロウィンの過ごし方 H.kenji ページ42

ハロウィン

俺と彼女の休みが偶然重なった

萩原『なあ、今日ハロウィンだよな？』

貴女『え？うん、そうだね』

嫌な予感がするのはなんでだろう

萩原『仮装し合わない？』

貴女『仮装？』

でも、あれは小学生までだったな。懐かしい

萩原『お互いが選んだものでさ、ダメ？』

捨てられた子犬みたいな目で見る研二。
その顔したら、断れない……

貴女『分かった、やろ？服は？』

萩原『実はあるんだよね』

貴女『え、まじか』

用意周到

萩原『え、ちょ、引かないでよ』

貴女『大丈夫、引いてないから』

萩原『まあ、いいけどさ。ほら、選んで？』

貴女『ふふ笑なんか昔に戻ったみたい』

萩原『えー？昔はこんなことしなかったでしょ？』

ﾁｭｯ

貴女『ｯ……！そ、そうだけど』

萩原『俺、決まったわ』

貴女『待って、早くない？』

私が余所見してるうちに決めた研二。
あ！これいいかも

貴女『私も決まった』

私たちは着替え終えて、研二はデビルで私は天使だった

貴女『天使のイメージ違うんだけど』

萩原『そう？俺はいいと思うけどな。だって、悪魔の手に堕ちる天使ってさ』

ｷﾞｭｯ

貴女『それだったら、とっくの昔に堕ちてるのに』

萩原『違いねぇな……｡』

グイッ

萩原『もっと俺に堕ちろ、A』

END

M.jinpei 観覧車→←ハロウィン M.jinpei

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す