花が秘めたそれぞれの想い Side S【DB短編集】

Stock :ベジット ページ1

ベジット／学パロ／切恋

桜の木の下で君を見かけ、いつの間にか恋に落ちた


高３の春、やっと君と同じクラスになれた

所詮君と俺はただのクラスメート

ベジット『…』

彼女は楽しいそうに雑談していた

俺はただ彼女を遠くから見守るだけ

するとゴジータが来た

ゴジータ『彼女に告白しないのか？』

ベジット『全然話してねぇのにするわけねぇだろ』

俺と彼女の接点は全くと言っていいほどない。
今のままだと振られるのがオチだろう

ゴジータ『そうか…。早くしねぇと取られちまうからな』

案外近くにいたりしてな…

貴女『…』

ベジットくん、好きな人いるんだ

友『A、どうしたの？』

貴女『へ？あ、ううん…なんでもない』

この気持ちは胸の奥にしまっておこう…

友『わかった！恋の悩みでしょ』

こういう時に限って言い当てる友達

貴女『なっ！そ、そんなわけない…じゃない』

図星になり、だんだん語気が弱くなる…

友『図星でしょ！もう当たって砕けなきゃ！はっきりさせましょ！』

貴女『確かにそうだけど…』

ベジット『…俺の初恋もここまでか(ﾎﾞｿｯ)』

見事に砕け散った…｡まあ、初恋は叶わないって言うしな

これ以上彼女から続く言葉を聞きたくなくて教室を後にした

貴女『ベジットくん！』

彼女に呼び止められているのを知らずに…。

後日Aはゴジータとベジットは学年一のマドンナの女子と付き合った

(もう少し早くAに思い伝えてたら、付き合ってたかもしねぇのに…今更悔やんでも仕方ねぇけどな…)


(ベジットくんに早く想い伝えてたら関係が変わったのかな…)


END


白ストック："ひそやかな愛"

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